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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

今日はリヴァー・フェニックスの命日です

1993年10月31日。
リヴァー・フェニックスが亡くなった日。


私は彼のファンです(今も)

当時は新聞で彼の死を知ったんですけど、当然のことながら強いショックを受けました。新聞には「アメリカの人気若手俳優の急死」とあり、まさかリヴァーの名を見るとは思わなかったです。

あれから25年です。
四半世紀経ったんですねぇ。
そういう区切りもあり、このブログにて書き記しておきたいと思います。

彼の死後20年を迎える頃、遺作である「ダーク・ブラッド」(2012年)が完成しました。

その映画の製作を再開した際、クラウドファンディングで製作資金の寄付を募っていることを知りました。
編集や音楽付けなどの作業に関わる資金です。

私は是非リヴァーの遺作を世に出して欲しいと思い、僅かですが寄付をしました。
そして映画はリヴァーの未撮影部分も含めながら、完成。

監督のジョルジュ・シュルイツァー氏は余命が残り僅かであることで、その未完成だった映画を世に出す決意をしたそうです。
撮影フイルムは処分される寸前だったとか。
映画を完成させた後、2014年に亡くなりました。

監督が最後の情熱を傾け、様々な人たちの協力や努力により、リヴァーの遺作は世に出ることができました。
私も僅かながら協力できたことが嬉しいです。

映画の完成で映画祭等に出す前、DVDが送られてきました。
フィルムの一部も添えてありました。

これは私の宝物となりました。

私が頂いたフィルムに映っているシーンはこれです。


私は自分が死ぬまで、10月31日は「ハロウィン」ではなく「リヴァーの命日」として迎え続けます。
彼の死因がどうのこうの言われてますが、私にとって死因などどうでもいい。
リヴァーが死んでしまった・・・その事実だけです。







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スピンオフ:大物女優の出演が決まった?@ゲーム・オブ・スローンズ

「ゲーム・オブ・スローンズ」のスピンオフ関連です。

先日、キャストの募集要項が出ているとお伝えしました。
更に11月半ばに締め切る募集要項が出ていました。
前回とは多少異なり、年齢的には40代以上の募集で、「実際にドイツ、又は東ヨーロッパ辺りに住んでいる人」という条件がついていました。
東ヨーロッパはチェコ、ハンガリーやポーランドとかですね。

撮影は来年(2019年)2月から始まるそうです。

そして今回、有名な女優さんがサインしたとの情報が。
その女優さんは「ナオミ・ワッツ」です。

HBOは頑張って交渉していたらしい。

彼女の役は具体的にわかりません。
日本でもさっそくメディアで伝えてますので、そちらを読んだ方が早いかも(笑)

スピンオフは脚本家が女性ですし、HBOは女性をどのように描くかに対して制限しなかったそうです。
もしかすると、ナオミ・ワッツはGOTに於けるショーン・ビーンのような起用かもしれません(ワンシーズンのみのキャラクター)

スピンオフは「長き夜」が起きた時代の物語になりそうなんですが、舞台のほとんどはエッソスっぽいですけどね。
東ヨーロッパの人をキャスティングってことは、ヴァリリアの人々?(ターガリエン系列とか?)
ナオミ・ワッツはそのヴァリリアに関係したキャラでしょうかねぇ?
それとも夜の王の誕生に関係しているんでしょうか?

色々と妄想してみては如何でしょう?(苦笑)

【余談】
ナオミ・ワッツは「ニコール・キッドマンの恋愛天国」(1991年製作)に出演。
その映画の共演者の中に、ジェイミーの右手を斬ったロック役のノア・テイラーもいましたよ。









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映画「アメイジング・ジャーニー 神の小屋より」

日本では石田純一の娘”すみれ”が出てるってだけで話題になった映画です(苦笑)
ハリウッド映画ではなくインディペンデント系映画ですが、アメリカの映画に出ると何故か「ハリウッド・デビュー」になるらしい(笑)

今回もネタバレなしでの感想。

※このポスター素敵ですね(日本のチラシはネタバレ気味ですよ)

2017年/アメリカ
【監督】スチュアート・ヘイゼルダイン
【出演】サム・ワーシントン、オクタヴィア・スペンサー、ラダ・ミッチェル 他

【ストーリー】
妻、三人の子供と幸せに暮らすマック。
そしてヴァカンスでマックは三人の子供を連れてキャンプに行くが、突発的なアクシデントが起り、その最中に末娘の姿が消えてしまう。
警察の捜査によってキャンプ場から離れた小屋から娘の服と血痕が見つかり、遺体は発見されないまま末娘の葬儀を行う。
悲しみから立ち直れずにいたマック。
大雪が降ったある日、郵便受けに一通の手紙が入っていた。
手紙には「週末、あの小屋で待っている」と書かれていた。
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

原題は「The Shack」で”小屋”という意味です。
映画のタイトルって原題はシンプルなものが多いですね。シンプルすぎるとも思いますけど、邦題は逆でイメージをとことん演出するようなものが多いです。
副題までつけて頑張ってます(笑)

この作品はぶっちゃけ、もろに「宗教映画」です。
マックの妻は熱心なキリスト教信者で、神を「パパ」と呼んでいました。
そのパパの存在とは何か?生きることは何か?を描いているような印象。

――ということで、宗教絡み故に、私個人の感想という部分を改めて強調しておきます。宗教観は人それぞれですし。

この世界はすべて神が創造した・・・という考え方に共感できないと、物語に入り込むことは難しいかもしれません。
そして「人間は神に似せてつくられた」という考え方もポイントでしょう。

私はこの作品に描かれている訓えに、一部は納得できました。
人は毎日毎日誰かを裁いている・・・という下りです。
その裁きの基準は自分自身であり、「善悪」という判断基準は移ろいでいくという点も。

しかし無自覚ながらも最も裁きの対象としているのは、自分自身へです。
その点を触れてないのは残念。

このキリスト教絡みの作品を見て、私は何年か前に見た「グレイス・カード 許しの力」(2010年/米 ※日本未公開)という作品を思い出しました。


その映画も、登場する父親は悲しみや憎しみを抱え込んでいるという設定です。その父親を救おうとする牧師の葛藤なんかも描いてます。
で、テーマは「憎い相手を許しなさい~」というもの。

今回の「アメイジング・ジャーニー」も似たような方向性です。
とにかく「許せ」と。
それによって、前へ進んでいけるという風な展開。

私は自分を苦しめた相手を許す・・・というより、その憎しみを握り締めている自分を許せっていう風なことが一番大事だと思いますけどね。

「まずは、自分を許そうよ」



この映画を見ながらキリスト教徒は天を仰ぎ「ハレルヤ!」と叫びそうなんですけど、私は正直に言えば「綺麗ごと過ぎるなぁ」と一歩引いた感じになってしまいました。

宗教絡みながらも心に響いたのは、聖フランチェスコの青春時代を描いた「ブラザー・サン、シスター・ムーン」(1972年/伊=英)です。
淀川長治さんは某映画雑誌に「これは宗教映画ではなく、青春映画です」と解説していましたけどもね。

この世のすべてには神が宿る。
八百万の神と似たような考え方です。
日本は「貧乏」も「厄病」も神様がついてます(苦笑)

さて、「アメイジング・ジャーニー」に出演していたオクタヴィア・スペンサー。
とても良い女優さんですね。
黒人の女優さんの中でダントツだと私は思ってます。

彼女は台詞を喋らずとも、その佇まいに安定感があります。
そして安心感を得られるというか。
そういう意味で、この作品に於いて彼女をキャスティングしたということは評価します。

物語として末娘がいなくなった事件へのオチはありません。
あくまでも、マックの心の葛藤と旅みたいな話です。








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