awesome的な

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

GIMP:お久しぶりの「合成加工」ですが…

実は最近、合成加工をお休みしていました。
ドラマの「ゲーム・オブ・スローンズ」の最終章の放送があり、そちらに集中してたり、ゲームを始めて夢中になってたからなんですが(苦笑)

まぁ、GIMPで合成加工なんて自己満足でしかないですし、記事にしたって需要はほとんどないでしょうしねぇ(笑)



それと私が使用してる貧弱なPCの調子が悪くなっていたことも理由のひとつで。
GIMPの起動も「どれだけ待てば良いのぉ~?」というくらい待たされる状態となっていました。

加工した画像はGoogleのフォトへUPして、一応過去に頑張って加工した画像の保存対策はしてました。
そしてとうとうPCから「ハードディスクがダメになるっぽいよ~」という表示が出てしまいまして・・・。

それでも騙し騙し使っていたのですが、起動しなくなりました(苦笑)
・・・・そういうゴタゴタもあり、合成加工はお休みしてました。
WIN 7でしたし、もうじきサポートも終了するので諦めは早かったですけどね。

PC自体も変わり、画面が「非光沢液晶」から「光沢液晶」となりました。
加工した画像を見ると違って見えちゃいますねー。
光沢液晶だとコントラストが強めになるのかぁ。


それでは、逝ってしまう前のWIN 7(非光沢液晶画面)で作成した画像です。



こういったグラフィックの見え方が進化してくると、映像や写真なんかもシビアになってきますね。
ゲームなんかの映像グラフィックの進化は著しい。
3DCGなんて凄いです。人間の細かな肌質まで表現できてますし。

もちろん、加工画像も光や影などの明暗が重要になってきますね。
馴染ませることは更に重要になってると思います。

見る人の目が綺麗なグラフィックに慣れちゃってきてるので、「素人だけど合成してみたよ♪」で切り貼りしただけの合成は(合成の種類にもよりますが)「古臭い」となってしまいます。


上の画像の家には人間と車が写っていました。
勿論、それを消しての合成です。



需要は少ないにしろ、「GIMPでも何とかここまでの合成はできる」ということで、Photoshopを使うことに躊躇してる人の励みになれば良いかなぁ~と。
今後もボチボチ合成加工画を晒していきたいと思ってます。









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MGSはゲームの域を超えたものになるはずだったと思う

私は小島監督の信者になるほど、MGSをプレーしてません。
クリアできたゲームは「MGS3」「MGS4」「MGS V:GZ」だけですし(苦笑)

私がプレーするには無理な作品の方が多いです。
勿論、初期作品はまったく知りません。

しかし、このゲームのストーリーには興味を抱きまして、時間をかけて「MGS1」からストーリーを追ったり、シリーズの年表を見たりして、だいたい把握しました。

「MGS V:TPP」は結末が中途半端で未完成という風なことも知りましたが、TPPは近年流行のオープンワールドに固執したがために、時間と予算が足りなくなったのかもしれません。
実にもったいない。


映画ではなく、ゲームだからこそ成立する結末がある


もしかすると、初期作品からやってきたプレーヤーにとって、不条理な結末になるはずだったのかもしれないですね。
完成していたらゲームの域を超える大作になっていたのかも。

初期作品から主人公は「ソリッド・スネーク」で、最初の敵キャラがビッグボスだったようですね。アウターヘイブンでの戦いなのかな?
プレーヤーは必死にビッグボスを倒しにかかったはず。

ところが、TPPでそのビッグボスに焦点を当てていました。
彼はビッグボスの影武者「ヴェノム・スネーク」だそうですが、プレーヤーはそのヴェノムに思い切り感情移入してるわけです。

彼が「ビッグボス」となった経緯、そして苦悩も知ってる。
そんな彼とソリッドが戦う場面までゲームに盛り込んでいたとしたら?
プレーヤーはヴェノム・スネークで戦います。
勝つことはない戦いです。
どんなに頑張っても勝てません。
勝てたとしてもタイムパラドックスで戻されてしまうでしょう。

プレーヤーが懸命に築き上げたマザーベース。
一心同体みたいな気分になっていたヴェノム・スネーク。
しかし、それが無になる瞬間。

同じ戦いでも違うものになる。
正義って一体何なのか?
たぶん、小島監督はそれを投げかけたかったのだと思います。

戦争ってそういうものだからです。
立ち位置で変わってしまう。
第二次世界大戦でアメリカが広島・長崎に原爆を投下したこと。アメリカ人は「正義」だと信じたい気持ちでしょう。
「戦争を早く終わらせ、自国の兵士の犠牲をあれ以上増やさずに済んだ」

けれどそのために、非武装の市民を大量に犠牲にしました。

あの原爆投下こそが冷戦の口火を切ったのです。
第二次世界大戦、そして東西冷戦は綺麗に線引きされてるわけじゃありません。歴史は繋がっているものです。

小島監督もそれを知っているでしょうが、タブーぎりぎりのところまでしか触れられずにいたと思います。

米ソ対立の構図は第二次世界大戦中に生まれてた


ソ連とアメリカが同盟国?
ヤルタ会談でアメリカがソ連に対日戦への参戦を促した目的は何か?
米ソはテーブルの上で握手し、テーブルの下では銃を突きつけ合ってたとも言われてます。両国とも当時は世界の覇権を狙っていたからです。

原爆はアメリカの強さをソ連に見せ付ける目的もありました。
ドイツが敗北し、ソ連が対日戦に参戦する時期が早まり、アメリカは慌てました。満足な核実験もしないまま、日本に投下。

原爆投下予定地域は予め決められていた。
ですから、その地域は空爆をしませんでした。
建物の破壊影響も知る必要があったからです。

ソ連はアメリカの原爆投下を見せ付けられ、対抗するために急いで核開発を行いました。やがて爆弾ではなくミサイルに搭載できるものが出来上がった。

「MGS3」の時代背景は、まさにそれ。

ザ・ボスが言っていた「相対敵」
アメリカにとって、第二次世界大戦では手を組んでいたソ連と中国がそうです。
共産主義者に政治中枢を支配されていたことに気づいたアメリカは、ヒステリックに赤狩りを始めた。

これらをMGSでは、ゼロとビッグボスの関係に置き換えたという風に思えます。

ソリッドとヴェノムの戦いは、言わば「代理戦争」ということになります。
初期作品ではプレーヤーにソリッドとして戦わせ、TPPではヴェノムとして戦わせる予定だったのかなぁ?と。

戦いの結果は既にわかってる。
それでもプレーヤーはヴェノムとして戦わなければならない。
MGSをやってきたなら、ソリッドは敵として見られない。
だけどヴェノムにも感情移入している。
そんな理不尽さを体験させたとしたなら、私はゲームを超えたものになっただろうに・・・と思います。

カタルシスはない結末。
本来、戦争にカタルシスなんて有り得ません。

私はTPPがそこまで描き入れられずに終わったことを残念に思います。

「勝利への讃歌」がチョイスされた理由は?


それと、「MGS4」から流れてる(?)映画「死刑台のメロディ」の曲。私はその映画を見たことがありますが、「冤罪」だけの問題ではありません。
権力者によるコントロールで、意図的に処刑したことが問題なのです。
その事件のあった時代背景も当然影響してのことですが、二人は「見せしめ」として処刑されました。

逮捕した警察官が処刑の判決を下すわけじゃありません。当然裁判があります。
権力者は証言者を操作し、死刑判決に至らせました。
私はそういったことの恐ろしさを感じた映画でした。

誰かが何かの目的で「命」を利用する。

ゼロとビッグボスはそれをやったのです。
ヴェノム、ソリッド、リキッド、ソリダス・・・彼らは利用された「命」です。
ザ・ボスは国家に利用され続けた「命」
戦争も兵士の命を利用します。
「MGS4」のPMCも”カエル”も何ら変わりません。
ですから、そういう観点であの曲をチョイスしたのかな?と私は思いました。



・・・最近、MGS関連の記事ばかり書いておるわい(笑)
「GOT」が終わっちゃったからねぇ~。







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MGS V:GZの良さをTPPに活かして欲しかったかな

以前、「MGS VのTPPは私に合わない」という記事を書きました。
PWのようなマザーベースを建設する流れも汲んでるのがTPPですよね?
私はそのマザーベースの建設のやり方がわからんのですよ。
ミッションの出先で色々回収はしてましたけどね。

意味すらわからぬまま、せっせとお花摘みもしたりしてましたが(笑)
「とりあえず、キラリンと光るので摘んどきゃいいんかい?」と。



超個人的なことを書きますと、「MGS V」は画面の文字が小さくて見えないんですよねー。テレビに接続し、離れてプレーしてるってのもあるけど「乱視」なんです、私。
「何が書いてあるのか読めない」

いちいちテレビ画面に近づいて、ミッション内容や操作内容を確認しなきゃならないという面倒くささ。

TPPは一応、「ハニービーを探せ」みたいなミッションまではやったんですよ、これでも(苦笑)
それで感じたのは、
  • 移動距離が長すぎ。
  • 岩場を登ろうとしても、登れる岩と無理な岩が予め設定されていて「自由なルートでの潜入」とは言い切れないこと。「ここもダメなのか」ってイラッとくる。
  • ひたすらソ連兵。道中で遭遇する連中はソ連兵しかいない。飽きる。
  • オープンワールドだけど、結局、制限付き。

やはり当初予想した通り、TPPで登場するビッグボスは「ビッグボス」ではないようですね。
そもそもビッグボスならロシア語を知ってますからね(MGS3でソコロフにロシア語が上手いと褒められてた)
ロシア語を理解できてない時点で、まぁビッグボスじゃないことは明白。

で、本物のビッグボスが登場してたGZ。
このゲームは基地を中心としたオープンワールドです。
ゲームは基地内で展開しますが、その閉鎖的なオープンワールドの方がMGSらしいかなぁ~?と思えました。

逃げ場がない状況はプレーをするにも凄く難しいんですけど、潜入の緊張感という意味ではGZの方が格段に上ですね。
ストーリーを考えずゲームだけを見たら、私は「GZ」の方が面白いと思います。

サブミッションは同じ基地が舞台でも昼間だったりして、メインミッションとはまた違う難しさもあったり。
GZってTPP前の「お試し」みたいな位置付けなのがもったいないですね。

あと欲を言えば、TPPにも「MGS4」みたいな、ソ連軍に対抗してるゲリラとかいれば良かったんじゃないか?と思いました。
彼らを援護すればミッション遂行が楽になるとか、そういう変化球があっても良かったんじゃないかしらね?

実際、当時のアフガンにはアラブ諸国から「イスラム聖戦士」という義勇兵が参戦してましたからね。
ビッグボスが拘ってた「国の括りを越えた兵士」=「傭兵」は、ソ連のアフガン侵攻で戦っていたんですよ。
彼らをゲームに出さないのは何故だったんでしょうか?

ちなみに、その義勇兵を支援したのはアメリカ。
トム・ハンクス主演の映画「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」にその経緯が描かれています。
アメリカって自分たちが支援した国や組織が後に敵になっちゃうんですよ。イラク然り、タリバンも然り。

TPPで史実を背景にした功罪


TPPでは実際の国や地域、史実を背景にしています。
しかし、単なる背景に使ってるだけ。
ソ連によるアフガニスタンへの侵攻は世界から非難されていた話は出ていましたが、ゲーム内ではソ連軍の天下みたいな雰囲気です。
アフガニスタン侵攻がソ連崩壊に繋がったことは伝わってきません。

アフリカの件も、民族間での紛争は酷いものです。
少年兵問題、ダイヤモンドの件にしても民族紛争が根底にある。
ところがイーライを出したことで、少年兵に関する問題が薄れてしまった。大人に反発していく子供って描き方になっていた。
少年兵の問題は、単なるゲームの舞台設定にして欲しくなかったですね。

空想世界の巨大マシーン、声帯虫で右往左往し、肝心な社会問題が吹っ飛んでしまってる。だったら、最初からすべてを架空の場所に設定すりゃいいものを。
民族間の紛争に於ける少年兵問題、「紛争ダイヤモンド」「血塗られたダイヤモンド」と呼ばれているダイヤモンドの問題がどれほど重大なことか伝わってない。

プレーヤーはひたすらSランクを目指したり、優れたプレー技術でミッションクリアすることしか関心が向きません。
このゲームをプレーした人の中で、どれだけアフリカの問題に関心を持ち出し、目を向けた人がいますか?

単なるゲームの舞台設定。それについて私は憤りすら感じます。
少年兵の問題も突っ込んでいない。
そこにいる少年たちを回収しましょうってだけで、根本的な問題には目を向けさせていません。

挙句、英雄度を上げるために子供を回収する・・・そんな風しか思われてない。

ゲームは1984年の話ですが、アフリカのシエラレオネは1991年に内戦が始まり、10年も続いた。これはダイヤモンドを巡る紛争。
「アウターヘブン」がどうのこうのっていう時代には、こんな残酷な現実が繰り広げられてた。

ダイヤモンドの採掘場で仕分けをする子供たちは両手を切断されてた。それはダイヤモンドを盗ませないためにです。
仕分けするだけなら、腕さえあればいいからと。

舞台が架空であり、全編SFチックなファンタジーなら別にいいんですけど、具体的な国や時代、社会問題を取り扱いながら、現実離れした話に持っていく。
結局、小島さん、何が言いたかったんだ?となります。
MGS4では「中東」「南米」などと大まかな枠組みにし、そこで起きている紛争も架空のものだったのに。

今年はソ連がアフガニスタンに侵攻してから40年、そしてソ連が完全撤退してから30年・・・ということですけどね。
ゲームでソ連兵倒したり、フルトン回収してマザーベース建設♪ってだけじゃなく、あの侵攻は何だったのか、その実情も知って欲しいと思います。







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