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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

合成加工:GIMP使いの”ど素人”合成からの脱却

当ブログでGIMPの合成加工に関して色々触れてきてますが、需要が少ないのはわかります。

しかし学校や仕事で必要な場合を除き、画像の加工などしたこともなく、趣味程度でいきなりPhotoshopを使う人はあまりいないと思います。
私も趣味だけなのでPhotoshopを使うのは抵抗があります。
GIMPで上達して「更にもっと凄い加工したい」という欲求が生じたらわかりませんけど(苦笑)

逆に言えばGIMPで基本的な加工すらできないのにPhotoshop使うなんて、宝の持ち腐れになってしまいますし。


Photoshopは機能がGIMPより遥かに優れていますので効率よくできますが、「合成加工」というのは切り貼りで終わりません。
結局のところ合成加工というのはソフトの機能だけじゃなく、自分の感覚やイメージなんかが重要になってくる部分が大半ではないでしょうか?
Photoshopは表現するための幅も広がりますが、どんな表現をするかはソフトではなく人間の持つ感性です。

GIMPって趣味程度で「素人だけど、合成してみたよ♪」・・・そういうイメージですよね。
でも中には、Photoshopで作成してるような綺麗な画像を作ってみたいと思ってる人もいるんじゃないかな?――私みたいに。
ファンタジックな合成加工とか。

GIMPの合成加工のお手本はクオリティ低すぎ


国内でGIMPによる合成のチュートリアルを紹介してるサイト(ブログ)は、往々にして初心者向け止まりです。
「ファンタジーっぽく」と言ってる合成した完成画像も、(他人のことは言えませんけど)クオリティは相当お粗末です。
「GIMPならこの程度までしかできない」と示してるようなもので、それを見た人はGIMPの限界を見た気分になるでしょう。
「Photoshopには遠く及ばない。フリーソフトだから仕方ない」

「建物と巨大な何か」で合成のお手本をするのは、粗がわかりにくくなるからです。私はそれを「ファンタジック合成に見せかけた誤魔化し合成」と脳内で呼んでます(Photoshopの合成職人さんは、巨大な何かで合成しても光などを必ず加え、明暗、色、エフェクト等でキチンと加工してるので綺麗に仕上がってる)

たとえば、このような↓風景と人間が対等な大きさ(自然な大きさ)での合成チュートリアルが少ないことに気づくでしょう。

自然光はどうなってる?
切り抜いた人物等はどっちに影がついてる?
――何かを巨大にして不自然な設定にすれば、そういう細かしいことを抜きにできるからです。
その割には小難しい手法を用いて長々と説明。
で結局、せいぜい「切り抜いた方の画像の境界線をボカし、トーンをいじったりして背景画像の彩度などに近づければ良い」と教えます。

この画像なら人物画像のトーンを少しいじり、ドレスの裾(足元)に影を加え「これで馴染みました。完成です」としてる感じ。

GIMPの合成指南では、このレベルで終わらせるんです

背景画像に対し、不自然にならぬよう馴染ませるのはとても大事です。
だから私は当ブログで色の調整による馴染ませ方に触れました。そこまで指南してないのは何故でしょう?

「高度な合成なんてする必要ないから」って、勝手に決め付けてるんでしょう。
「GIMPだから」って感じで済ませてるような指南が多すぎやしませんか?

「初心者向けのチュートリアルですから!」ってことでしょうが、合成に関して次の段階に触れてるサイトが皆無。
そこがPhotoshopでチュートリアルをシェアしてる人との違い。
「凄い♪加工の腕を上げたい」って気にさせることなく「GIMPはこの程度できればいい」「それ以上は自分で模索してください」ってことなんでしょう。

GIMPは巷のサイトで紹介してる合成加工が限界ではないんです。
私は「少なくとも、これくらいやれるよ」と作品画像を晒しながら示してるんです。誰もやってないから。


ファンタジックな合成加工をしたい人もGIMPでやれます


GIMPで色の調整感覚、光を加える技術、明暗のつけ方を慣れた後でPhotoshopに移行しても遅くはないと思います。
それらは自分の感性で行うことだからです。
Photoshopが自動的に構図を考え、光を加えたり影をつけたり、エフェクトかけたり、色の調整をしてくれるわけじゃありません。

もしも私みたいに、ファンタジックな合成加工をとりあえずGIMPでやってみようか・・・という方がいましたら、是非とも頑張って下さい。
私も我流ながらチュートリアルを紹介していきたいと思います。


合成を指南するサイトは自分の合成作品を掲載してない


合成加工に関して国内の指南サイト(ブログ)って、ご自身による他の合成加工画を作品として色々紹介してませんよね。
単に教科書通りに教えて、ちょっとしたお手本を見せてるだけ。
参考までに自分で合成加工した画を色々と掲載すりゃいいのにやってません。つまり、たいして合成加工してないってことです。
自分で合成加工してないから、どこかで覚えたチュートリアルそのまま指南をするんです。

髪の毛の切り抜きも、スポイトで云々のやり方とかあります(私も試しましたが、手間がかかるだけで、使えないにもほどがある)
そんなんばっかり。
そのやり方で合成した画を色々見せはしません。

下手でも、実践し作成した合成作品を晒せばいいじゃん。
なぜ、それができない?
「合成はそれほどやってないから」でしょ。
飼ったこともないくせに「猫の飼い方」とか、能書き垂れてるようなもんですよ。







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GIMP:体や顔に光が反射してるように加工する方法

GIMPのチュートリアルで、あまり指南してないものです(もしかすると、あるかもしれませんけど)



今回紹介するのは、Photoshopのチュートリアルを参考にし、私自身がGIMP用にアレンジしたやり方です。
「Photoshopに少し近づけたかも」という気分になれます(苦笑)
ですから我流ですけど、参考にして頂けたらなと思います。
これは、いろんな光に応用できます。陽射しや炎等。

今回は青い光に照らされてる風に加工。

チュートリアルは大まかです。 ある程度、GIMPを使い慣れていること(合成加工含め)を前提にしてます。
そして、この手の加工では「明暗」が重要です。
明暗のつけ方に関しては当ブログ記事の「明暗方法」をご覧下さい。

「暗室」を使用する手もあるんですけど、強めに明暗をつける時以外、私は使用しません。

オリジナル画像です。
これを複製して2枚にします。


上の画像の「目」を一旦消し、下の画像を着色します。
今回はメガネに反射してる色を着色します。
そして、彩度等を調整します。


「目」を消していた画像を表示させ、レイヤーマスクの「完全不透明(白)」を追加。ブラシの黒で顔に青い光が当たってるようにしていきます。
ブラシの不透明度はかなり下げておいた方がいいです。


いい感じにできたらレイヤーマスクの「適用」をして、2枚共に明るさ・コントラスト、色の調整を行います。


そして「明暗」をつけます。
光が強く当たってる箇所を明るくし、影っぽくなってる箇所は暗くします。
目が光の方へ向いてる場合は、目も明るくすることを忘れないように。


それが終わったら、人物の画像のすぐ上に透明レイヤーを追加(明暗をつけたグレーのレイヤーの下)
ブレンドで左下から斜めに白くします。ブレンドは「白→透明」
人物にも少しかかる部分までブレンドをひきます。
その後、位置を調整。


ブレンドしたレイヤーは複製。
複製した方のレイヤーは青く着色。
白のレイヤーは「オーバーレイ」にし、その部分が明るくなるようにします。


光を付け加えるのは大事です。
どのように光を加えるかは、この手の加工で重要なポイント。
しかも難しいです(苦笑)

ブレンドで作成した光と、光がかかってる顔の部分を更に明るくします(グレーのレイヤーで作業)


次は「可視レイヤーの統合」を行います。
必要に応じて(シャープ+コントラストを強くしたい場合)、レイヤーを複製。
複製した方のレイヤーは「脱色」をし、「オーバーレイ」にします。
するとコントラストが強くなります。

画像をシャープにしたいだけの時は「ハイパスフィルター」を使う手もあります。
可視レイヤー統合の後、一枚の画像として「明るさ・コントラスト」やトーンカーブのBGRで色の調整を行い、出来上がり♪


下の画像はポスター風に加工したものです。
SFアクション映画のポスターにありがちな感じにしてみました。


光と影を加えるのは、合成加工に必要です。
方法はひとつではありませんが、「GIMPではこういうやり方もできますよ」ということで、紹介しました。







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GIMPでポスターもどき作成 その3

調子こいて「(映画)ポスターもどき」を作りまくってました。

「こういう感じのポスターあるよね~」というイメージに基づき作ってます。
海外ですと「映画ポスター」を評価するサイトまであるんですよ。
ポスターを制作する会社別で一覧があったり、かなりマニアック。

日本の場合はタダで配布してる宣伝用の「チラシ」ですけどね。
宣伝文句がズラズラ書き並べられ、ゴチャついてますが。
まぁなんせ「チラシ」ですからね。


ちょっと小技を使ってます。
完成した時に思ったんですけど、中山美穂が出てた映画「Love Letter」っぽいなと(笑)
ま、シチュエーションは全然違いますけど。

次はファミリー向け映画をイメージ。

ピクサー映画っぽくしてみました(苦笑)

ファミリー向けがあるかと思えば、R指定みたいな映画も。

これはかなり苦労しました(苦笑)
頭の中のイメージ通りに表現できなくて、四苦八苦しながら辿り着いたものです。
もしかすると、一番作成に時間がかかってると思います。

続いては、80年代の映画ポスターな感じにしてみたものです。

当時をご存知の方は、なんとなく感じ取って頂けるかと思います。
B級映画のポスターもよく目にしましたよ。今は「そのダサさが良い」っていうポスターを見なくなりましたね。

最後ですが、実際に映画化され、去年公開された映画なのに無謀にも自分なりのポスターを作っちゃいました。

イギリスのチャーチルです。
使ったのはチャーチルの銅像写真です。
アングルが良くて「使いたいな~」と、ただそれだけの理由です(苦笑)
杖をつきながらイギリスを背負っていたってのを表現してみたんですけども。
記述したのはチャーチルの名言から。

ちなみに、実際の映画チラシです(アメリカのポスターデザインがそのまま使われてるチラシですね)
「ヒトラーから世界を救った男」とまたもや長ったらしい副題が(笑)
原題は「Darkest Hour」なんですけども。

ゲイリー・オールドマンがこのような姿に。
シド・ヴィシャスを演じた時は医者から「死ぬぞ」と言われるくらい、役作りでガリガリに痩せたんですよねぇ。
実在した人物を演じるのは、私が知ってる限りだと3回目?


今回は以上です。
まだあります(笑)










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