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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

最終章:シオンはあの時の言葉通りに@ゲーム・オブ・スローンズ

最終章のネタバレです。
未見の方は注意。


まず最初に、
ドラマのOPクレジットですが、あの映像はエピソードが進む毎に変化していることを気づいてますか?
下の動画は第一話と第二話のオープニングクレジットでの違いです。

ウィンターフェルの周りに堀ができたのは、私も気づいてましたけども、まだ色々変わっていたんですね。

第三話でも同様に、物語の進行具合に合わせて変化していました。
私が気づいた箇所は、
死の軍団を表現してるっぽい「薄いブルー」がウィンターフェルのすぐ近くに達していた。
地下墓所の様子が違っていた。

さて本題の”シオン・グレイジョイ”について。

今エピソードも細かしく、過去のコールバック的な要素が含まれていました。

シオンは第三話の死の軍団との戦いで、ブランの護衛に就いていました。
城の外でまずバトルが始まり、やがて亡者たちは城の壁を越えて入ってきた。徐々に「心の木」のある場所に死の軍団が近づいてきました。

夜の王も一緒。
ブランに近づく夜の王。
そこでシオンは阻止するため夜の王に突撃し、やられてしまいました。

この時のシオンと鉄の兵は第二章でウィンターフェルを占拠した際、シオンが「We die today brothers」と訴えた言葉通り、戦い死んだわけです。

そして第二章時、このようにシオンは続けました。
「We die bleeding from a hundred wounds, with arrows in our necks and spears in our guts. But our war cries will echo through eternity. They will sing about the Battle of Winterfell until the Iron Islands have slipped beneath the waves. Every man, woman, and child will know who we were and how long we stood」
訳:我々は首に矢を受け、腹は槍で刺され血を流し死ぬだろう。だが、我々の声は永遠に響き渡る。鉄諸島が波の下に沈むことになるまで、ウィンターフェルでの戦いは歌われるだろう。すべての男、女、子供たちは我々が誰であったか、どれほど戦い抜いたか知るだろう。


シオン・グレイジョイ。
彼ほど波乱万丈だったキャラクターはいませんでしたね。
人間の弱さを色々と体現した魅力的なキャラだったと思います。
アルフィー・アレンはそういう意味で演技力をかなり求められたと思いますが、見事に演じきりました。

シオンは第一章第一話から出演していたキャラクターです。
彼に対してムカついたり、同情したりと、こちらも感情が揺さぶられましたけど、彼の死は一抹の侘しさを感じます。








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最終章 #3@ゲーム・オブ・スローンズ

放送時間、約一時間半にも及ぶエピソード。
「暗々した中でのバトルシーンが続く中、視聴者はダレるんじゃないか?」という懸念も海外メディアが発していました。
さて、どうだったでしょう?

ネタバレです。未見の方は注意。



今回のエピソードタイトルも放送後「The Long Night(長き夜)」と公表されました。

暗い画面は続きましたね。
死の軍団が迫る中、待機している面々の緊張感は伝わりました。
そして、いよいよバトル開始。

この戦いで「たいへんよくがんばりました」と思ったキャラは(個人的な感想として)、アリアとリアナ・モーモント。
そしてシオン。

メリサンドルがウィンターフェルに現れるのは驚きでした。
彼女が来たことで怪訝な表情のダヴォスに「処刑する必要はない。夜明け前に自分は死ぬ」と告げた。
第七章での彼女はパワーが低下していたことを衣装で表現していたと、当ブログで紹介しました。そういう理由で一旦ブレーヴォスに戻り、パワーの回復・補充。
メリサンドルは炎の力にて死の軍団との戦いに協力。

彼女にとってもうひとつ肝心なことは、アリアとの再会でした。
第三章でアリアはメリサンドルに会っていました。その時メリサンドルが言っていた言葉にヒントがあったんですねー。
これは驚き。
メリサンドルは「茶色の目、緑の目、青い目、永遠に閉じる目」とアリアに告げましたね。
それらはアリアが殺害する相手の目の色であり、「青い目」は夜の王を指してしたんですねー。

ですから、このエピソードの中心は、アリアだったと思います。

ベリックはアリアを守るために生かされてたことになります。
そしてアリア自身、黒と白の館の少女からバシバシ特訓を受けたことも意味があったことになります。
ジェクェンも最終的にアリアが「娘はウィンターフェル出身のアリア・スタークだ。家に帰る」と言った時に笑みを浮かべたのも、彼女が自分の役割を果たせる能力を得たと核心できたからかな・・・と思えますね。

しかしアリアはバトル中、恐怖心が表れていた。
そこで師匠のシリオ・フォレルが教えた言葉「まだ死なぬ」が彼女を奮い立たせました。死に怯えることなく、死を拒絶すること。
その言葉を思い出させたのもメリサンドル。

アリアはブランを狙っていた夜の王に飛び掛り、その拍子に落ちそうになったヴァリリア鋼の短剣で夜の王を刺しました。
そして夜の王は崩れ去り、死の軍団が壊滅。
アリアが長らく辿ってきたラインは、夜の王に立ち向かったことに繋がっていたことになりますね。

あのヴァリリア鋼の短剣は、第一章でブランの命を奪おうとした武器、最終章でブランの命を守った武器・・・ということになります。

それと、私が予告編でブランの台詞が誰に言っていたか気になってましたけど、予想は大外れ(苦笑)
シオンに向けた言葉だったとは。
ウィンターフェルはシオンの居るべき場所、家だった。彼はスタークの家族なんだということですね。
それでシオンは奮起します。



バトルシーンは、ぶっちゃけグチャグチャ状態です。
長く続くバトルシーンってのは飽きさせてしまうリスクがあるのですが、構成的にはまずまずだったんじゃないかな?

それと、夜の王がニヤリとするのを初めて見ました。
笑うんかい。

退場となったキャラは、私が見た限りですと、
シオン・グレイジョイ、リアナ・モーモント、ジョラー・モーモント、ベリック、メリサンドル、エッド。
エッドはサムを守るために死んだ。最期の言葉は「サム」
シオン、ジョラー、ベリック、エッドは誰かを守るために死んだパターンでした。
戦いが終わり、ダヴォスに告げた通りメリサンドルは火のパワーを使い果たしたからか、夜明けと共に自らチョーカーを外し旅立った。



簡単にまとめますと、
・最終章放送開始前に煽りに煽った割に、夜の王は案外呆気なかった。
・エピソードタイトルは「The Long Night」だけど一晩だった。
・ジョンとデナーリスは上空からお疲れ。
・ゴーストがやっと登場してた(僅かに)
・シオンはもう”リーク”ではない。勇敢な死だった。
・ドスラク、穢れなき軍団、お疲れ。
・小さなリアナちゃん、巨人の亡者を倒してからの死は立派だった。
・アリアが辿ってきた過去のラインはここに繋がっていた。
・ジョラーはデナーリスを守る約束を果たした。
・サンサとティリオンのシーンが良かった。

■関連記事■
最終章:シオンはあの時の言葉通りに


第四話の予告。

お待たせ~な赤の王城登場。
ウィンターフェルでは、死の軍団との戦いに勝ち、次なる戦いへと挑む様子。
デナーリスたちは一旦ドラゴンストーンへ戻るのかな?
ウィンターフェルでの戦況を知ったサーセイも動き出すでしょうね。








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最終章#2:「人間の記憶」@ゲーム・オブ・スローンズ

ネタバレを含んでいます。最終章未見の方は注意。



最終章第二話。
死の軍団がウィンターフェルに向かっているということで、主なキャラによる戦略会議が行われました。
その時、ブランは「夜の王は僕を狙っている」と話しましたね。

長らくドラマでは、夜の王の目的に関して触れられていません。
私たちは「なぜ夜の王は壁を越える必要があったのか?」という疑問を抱き続けてきました。しかしそれは、単に人間の命を奪うだけの目的ではないだろうということも感じていました。

ですから、ブランの「僕を狙っている」という話は、ようやく核心に迫ったようにも思えます。ブランは「人間は過去の記憶を失えば動物と同じ」という風な説明をしました。

三つ目の鴉は人類の記憶・・・確かにブランは、(先代の)三つ目の鴉から過去の膨大な記憶をインストールされました。
それを消すことが夜の王の狙いだとブランは説明。

ここで思い出して頂きたいのは、「人間の記憶~」云々に関して第七章で触れた人物がいました。その人物は知識の城にいたアーチ・メイスターです。

彼はサムに同じようなことを話しました。
知識の城は特別であり、人類の記憶が残っている場所であると言っていましたね。そのために、本に記述し残していると。

この共通点は何を示しているのでしょう?

「だったら、夜の王の最終目的地は知識の城ってことじゃないの?」
・・・このように受け取る人もいます。

第二話に於けるブランの話で「やっぱり夜の王の狙いはブランだったのか!」と思い込んでしまいますね。
でも本当にそうでしょうか?
まぁ、何だかんだ言っても、一ヶ月以内に真実がわかると思いますが。

中途半端に締め括りますが、「ブランが言ったことは第七章でも触れられていましたね」というお話でした。








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