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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

素朴な疑問シリーズ:キャスタミアの雨@ゲーム・オブ・スローンズ

今回は、「キャスタミアの雨」について触れたいと思います。

第三章でサーセイがマージェリーを半ば脅すような感じで「キャスタミアの雨」の説明をしました。
サーセイの説明通り、レイン家に関する歌だということはご存知だと思います。

まず、歌詞ですが
And who are you, the proud lord said,
that I must bow so low?
Only a cat of a different coat, that's all the truth I know.
In a coat of gold or a coat of red,
a lion still has claws,
And mine are long and sharp, my lord,
as long and sharp as yours.
And so he spoke, and so he spoke,
that lord of Castamere,
But now the rains weep o'er his hall,
with no one there to hear.
Yes now the rains weep o'er his hall,
and not a soul to hear.

大雑把な訳:
「お前は誰だ?」と言う主に跪く必要があるか?
違うコートを着てる猫でしかないのに
金のコートか赤のコートかの違い
主よ、獅子には爪があり、私の爪は長くて鋭い
あなたの爪の様に長くて鋭い
キャスタミアの主は語った、そう彼は語った
だが今は、誰も聞いていないホールで雨は泣き叫ぶ
そう、ホールで泣き叫ぶ雨を聞く魂は消えたのだ



そこで、こういう質問が。
◆「キャスタミアの雨」の歌詞の意味は何ですか?

最初に歌の背景を説明します。
レイン家とラニスター家は、どちらもウェスタロスで最も富裕で有名な一族でした。
ある晴れた日、レイン家はラニスター家に反抗し、トップポジションを主張しました。
タイウィン・ラニスターの父親は「The Toothless Lion(牙のない獅子)」と呼ばれ、彼に反逆しても成功すると思われていました。
しかし、タイウィン・ラニスターがレイン家の反抗を対処。
結果的にレイン家の者は全員虐殺されたのです。

歌詞の前半は、レイン家がラニスター家を打ち負かそうとしてる様子。
”金のコート””赤いコート”というのは、両家の旗印である獅子の色を指しています。
ラニスター家=金の獅子、レイン家=赤い獅子。



歌詞の終わりの部分。
レイン家の反乱が始まり、若きタイウィン・ラニスターは敵軍を粉砕し、キャスタミアの城を破壊。
歌は、天井が失われた城に雨が降っているが、その雨音を聞く者は誰もいない・・・つまり、レイン家は全滅したという意味です。






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キャラクターへクリスマスプレゼントをするなら?@ゲーム・オブ・スローンズ

ネタですけど、面白い記事があったので紹介します。

「もし、GOTのキャラクターへクリスマスプレゼントを贈るなら、何を贈る?」という話から。

★サーセイ・ラニスターへの贈り物
・「数独パズル」
サーセイの左脳を刺激することができるだろう。それによって、自分の感情で先走った判断が緩和されることを望みたい。

★サンサ・スタークへの贈り物
・「ミシン」
裁縫が得意な彼女の腕を更に上げ、ファッション界でのキャリアアップに繋いで欲しい。

★ブラン・スタークへの贈り物
・映画「ホーム・アローン」と「ホーム・アローン2」のDVD
悪党から自分の家を守るため、自分の持つ知識が如何に役立つかという事例として参考になるだろう。

★ジョン・スノウへの贈り物
・「ゲーム・オブ・スローンズ」の第一章~第六章までのDVD
彼は”何も知らない”ので、第三者的な目で物語を見ることを奨めたい。

・「友人を作る方法」と「人に影響を与える方法」に関した本。
北の王として参考になるのではないか?と思う。

★ハウンドへの贈り物
・「皮膚軟膏」
実用的なものが良いと思うので。

★デナーリス・ターガリエンへの贈り物
・「防炎服」
燃え盛る炎の中から出てくる度に、もう裸にならなくても良くなる。

★ダヴォスへの贈り物
・大量の「ウェットティッシュ」
戦の前の散歩で、用を足した時に使ってもらいたい。スッキリ爽快な気分で戦場に立てるだろう。

★ミーラ・リードへの贈り物
・「スノーモービル」
これで楽々ブランを運べる。

★シオン・グレイジョイへの贈り物
・「彼のお気に入りの玩具」


さぁ、貴方なら誰に何を贈りたいですかっ?





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素朴な疑問シリーズ:第二章編@ゲーム・オブ・スローンズ

まず、第二章に係わってくる重要な歴史「ベイロン・グレイジョイの反乱」
その反乱についても、ドラマでは具体的に描いていません。
細かしい解説はできませんが、ザックリと説明します。

ドラマの物語が始まる9年前、ベイロンは鉄諸島の独立を目的として王室に反抗を開始。
これを王ロバートは反逆とみなし、対抗することを決定。
最初の戦闘は、バリスタン・セルミーとスタニス・バラシオンによって戦われた。
パイクではロバート・バラシオンとエダード・スタークによって戦われ、都市を包囲されたベイロンは再び王ロバートに対し、忠誠を誓うこととなった。
エダードは、ベイロンにとって唯一生き残った息子シオンをウィンターフェルに連れて行った。

シオンが語る「ベイロン・グレイジョイの反乱」


ドラマでは既にシオンがウィンターフェルで育ってきた状況で始まっていました。
ベイロンの反乱を知らない状態で第二章を見ますと、シオンが選択したことの意味がイマイチわかりにくいので、あえて「ベイロン・グレイジョイの反乱」について取り上げました。

ここから「素朴な疑問」です。

◆グレイジョイの反乱の後、エダードがシオンをウィンターフェルに連れて行ったのはどうしてですか?

王ロバートは敗北したベイロンを鉄諸島の領主とする条件を出した。
それは、ベイロンにとって唯一生き残っている相続人(息子)シオンをエダードによって育成させる目的で、ウィンターフェルに置くことでした。
エダードとロバートがジョン・アリンの元で育成されたことと同じですが、それによって北部と鉄諸島の停戦状態が維持できるということも含まれていたでしょう。
ベイロンが再び王ロバートに対して反抗した場合、シオンは見せしめに処刑される人質という側面も否定はできない。

◆シオンはどうしてロブを裏切ったのですか?

彼はスターク家の子供たちと同様に育ってきた。
エダードの死によって北部が決起した時、シオンはスターク家と同じ気持ちになっていたでしょう(ラニスター家への復讐)
ロブもまた、シオンをスターク家の家族として接してきたので、シオンを心から信頼している部分があった。それが間違いであったということ。
シオンはスターク家の家族同様に育ったとは言え、”グレイジョイ”なのです。
鉄諸島に戻ったシオンは、自分が鉄の民だということを思い出した。
「北の王」と北部の諸侯から宣言されたロブに羨望する気持ちが湧き、自分は鉄の民として栄光を手にしたいという欲求が生じたのだろう。

◆なぜベイロンは北部への攻撃を命じたのですか?

・シオンが戻ってくる以前から、ベイロンは北部への攻撃を計画していた。
それは、強固な基盤を確立させる目的とシュタルクの権威を損なう目的があった。
ヤーラとシオンに襲撃させた場所は海に近く、他の北部の城塞とは離れている。
ロブたち北部の諸侯たちは南進している最中なので、彼らの軍隊が応戦できないと睨んだ。

・自分をねじ伏せたロバート・バラシオンもエダード・スタークもこの世にいない。
捕らわれてたシオンも帰還し、ベイロンにとって懸念することがなくなった。
シオンを鉄諸島に行かせたのは、ロブの大きな過ちだった。

・鉄諸島は資源が乏しく、土地を拡大させる必要がある。
北部は無防備なところが多く、特に北の王ロブを筆頭に北部軍が南進していた時期を利用することが賢明であると判断した。

◆ハレンホールで、アリアはどうしてタイウィンの名をジャクェンに言わなかったの?

・基本的なことを言うと、原作ではアリアがタイウィンに仕える設定ではない。
もしもドラマでタイウィンを暗殺してしまうと、原作とはプロットが完全に異なり回復不能になる。

・アリアはジャクェンを信用していなかった。
ジャクェンが高度なスキルを持つ暗殺者であるとは知らなかった。
一人目の名前を告げた時はお試しみたいな感覚。
二人目と三人目はタイウィンの名前を告げる状況ではなくなっていた。






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