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素朴な疑問シリーズ:ナイツウォッチと+α@ゲーム・オブ・スローンズ

久しぶりに「素朴な疑問シリーズ」
今回もユーザー同士のQ&A式な掲示板からのピックアップです。
まずは「あの人は、どうしてナイツウォッチになったの?」をまとめて紹介します。


◆アリザー・ソーンは何故ナイツウォッチになったのですか?

ソーンはロバートの反乱時、王都でターガリエン家のために戦っていました。
そして、ターガリエン家を裏切ったラニスター軍に敗北。
タイウィン・ラニスターに捕らえられたソーンは、タイウィンから「壁に行くか、死か」の選択を迫られ、壁へ行くことを選んだからです。

◆ベンジェン・スタークは何故ナイツウォッチになったのですか?

ベンジェンがナイツウォッチになった時期は、ロバートの反乱が終った後です。
理由は原作でも具体的に触れられていません。
ですから憶測としてですが、エダードが反乱に参加している間はウィンターフェルの城主代理として留まっていた(ウィンターフェルは常にスタークでなければならない)
反乱後、エダードが無事に帰還してきたことと彼の息子ロブが生まれたことで、ベンジェンはウィンターフェルの相続人ではなくなりました。
スターク家は昔からナイツウォッチと関わってきたこともあり、そちらの道へ進んだと思います。

◆ジオー・モーモントは何故ナイツウォッチになったのですか?

原作でも理由は触れられていません。
北部ではナイツウォッチになることは名誉とされています。
彼には有能な息子と妹がいたので、熊の島を離れる決意をしたのだと思います。
恐らく、壁ではリーダーシップを執れる者を必要としていたのでしょう。彼は北の壁ですぐに総帥の任に就いたと思います。


ここからは第六章に関わる疑問です。
第六章を未見の方は注意して下さい。ネタバレになる内容です。


◆知識の城でジオー・モーモントとメイスター・エイモンの死亡記録がなかったのは何故ですか?

これはプロットの穴です。
ティリオンでさえジオー・モーモントの死を知っていたのに、知識の城では記録されていなかったというのは奇妙な話になります。
加えて、ジョン・スノウが新総帥になったことをラムジーやリトルフィンガーも知っていたことから、その報せも知識の城へ届いていなかったのは奇妙な話になります。
メイスター・エイモンの死に関しては、その時にジョンが不在だったことと、使い鴉で通知するメイスター自体が不在だったことが理由でしょう。

◆”喜びの塔”にいたアーサー・デインは、王とレイガーが死んだと知らされたのに、どうしてエダードに戦いを挑んだのですか?


塔の中に「王」がいたからです。
レイガーは父と自分が死んだ後のことも考え、生まれてくる「王」を守ることを命じたのでしょう。アーサーはその命令に従った。
このことからレイガーとリアナは正式に結婚し、ジョンは正統な息子であると考えられます。エダードも死の床にいたリアナから、それを告げられたでしょう。






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デナーリスは○○であるという考察@ゲーム・オブ・スローンズ

先日、当ブログで「ホワイトウォーカーは○○というセオリー」を紹介しました。
もっとも、セオリーというよりは”考察”のような内容だったんですけどね。でも、そのような考えを基にしたセオリーがあるのは確かです。

原作者のジョージR.Rマーティンは、「物事は白か黒かではない」という風に捉えていることでも知られています。
単純に正義か悪かという構図ではないということで、今回は「デナーリスは悪者である」という観点で考察した記事を紹介します。

◆デナーリスは悪者である◆

デナーリスは素晴らしいキャラクターです。パワフルで魅力的。
彼女の美しさとドラゴンの猛々しさは、多くのファンを魅了しています。
そして、多くのファンはジョン・スノウと共にホワイトウォーカーをやっつけ、ウェスタロスを救うと信じています。
しかし、ジョージR.R.マーティンは、そのような単純な終わり方を望むだろうか?

ファンの中には、デナーリスの厄介な性格や特徴を理解している人がいます。
彼らはそのデナーリスの性格などにより、物語は今後、暗い道へと進むかもしれないと指摘しています。


―◎デナーリスは復讐をし続けている

デナーリスはシリーズを通して、自分の道徳心を以って行動しています。奴隷を解放するということが、その表れです。
彼女は世界を白か黒で見る傾向にあり、自分は正義を遂行していると思い込んでいる。それが彼女の落とし穴です。

第一章でカール・ドロゴ率いる部族たちは、小さな村を襲いました。
デナーリスは暴力を受ける女性たちに胸を痛め、解放するよう懇願。その中に女妖術師が含まれていたことを覚えていると思います。
その後、血盟の男がデナーリスを批判し、ドロゴは男と戦って胸に怪我をした。
デナーリスは、その怪我の治療を女妖術師に頼みましたが、結局女妖術師はドロゴの怪我を悪化させた上に、デナーリスのお腹の子を命の代償として死なせました。

「女妖術師の命を救ったのに、何故?」と、デナーリスは理解できずにいました。
結果的に、多くの部族民から見捨てられたドロゴは生きる屍。デナーリスはドロゴの命の灯を自らの手で消しました。
そして、デナーリスはドロゴを火葬する際、女妖術師への復讐を行いました。
女妖術師を復讐として燃やした炎の中で、ドラゴンが誕生したことを覚えておいて下さい。

第四章、ミーリーンへ行く途中163人の奴隷が磔されていたことを知ったデナーリスは、再び復讐を行います。
町に着いたデナーリスは親方たちを捕らえ、同じように磔にしました。
実際に奴隷の磔を行っていなかった親方たちも磔にしていた事実を知りながら、彼女は自分が下したことは正しいと信じようとしていた。
ここでデナーリスは少しばかりの葛藤が生じました。

第五章、バリスタン・セルミーの進言により裁判にかけるつもりだった親方を元奴隷の青年が殺害しました。
デナーリスは裁判を受ける権利を奪ったとして、元奴隷の青年を処刑。
しかし、ハーピーの息子たちによってバリスタン・セルミーは殺されてしまい、デナーリスはその復讐をするため親方たちを捕らえ、ドラゴンに差し出した。

第六章、デナーリスはVaes Dothrakの神殿でカールたちを焼き払った。
そこにいたカールたちはデナーリスを侮辱していましたが、デナーリスの目的はそこから逃げてミーリーンに戻ることだった。
しかし彼女は火を放ち、彼らが逃げ惑い死んでいく姿を見ながら満足そうな表情でした。

これらのエピソードは、悪人を殺す正義のデナーリスという風に受け止められますが、もしも彼女の道徳的価値観が歪んでいたとしたら?
結局のところ、デナーリスは自分の意にそぐわない者たちを殺しています。

―◎大量破壊兵器としてのドラゴン

デナーリスは完全にドラゴンをコントロールできると思いますか?
彼女は、ドラゴンが農夫の子供を襲ったと知った後、彼女自身がドラゴンをコントロールする自信がないため地下に閉じ込めました。

ジョージR.Rマーティンは、「ドラゴンは今で言うなら核抑止力であり、デナーリスだけがそれを持っていることになる。それは物語に於いても最も強力な人物であると言える」と語っていました。
大量破壊兵器は世界を破壊する力を持っているが、改革の力を与えたり、社会を向上させる力はないのです。
そして、物語の中で幾度も登場する台詞「嵐の申し子デナーリスは征服者」
ウェスタロスが望んでいるのは征服者だろうか?


―◎狂王とデナーリス

物語の中で、バリスタン・セルミー、ジョラー・モーモント、ティリオン・ラニスターなどの側近がデナーリスに父エイリスについて話をするシーンがありました。
デナーリスは父親と同じにはならないと誓っているでしょう。
しかし、父親と同じ道を歩まないとは限りません。

デナーリスはウェスタロスの歴史を知らない。
ティリオンとの会話で「車輪を壊してみせる」と語ったように、デナーリスはウェスタロスの諸家それぞれの立ち位置を知ろうとしていません。
ターガリエン家が再びウェスタロスに現れた時、否定的な人々が多い場合はどうするでしょう?
そして、彼女がターガリエン家を裏切った者たちに対する復讐を図った場合、どのように止めることができるでしょう?

―◎もちろん、デナーリスが悪者ではないという根拠も多い

一部分を抜き出すことによって「デナーリスは悪者」という根拠になり得ます。
けれども、また違う側面を書き並べれば「デナーリスは良い支配者になる」という根拠になります。
彼女は自分が守るべき人々が幸せになることを望んでいます。
そして、ホワイトウォーカーとの戦いに於いて重要な人物でもあります。
ヴァリスが言うように、デナーリスはウェスタロスの希望かもしれません。


ジョージR.Rマーティンのように、私たちも「物事は白か黒かではない」という見地に立つことが重要でしょう。
これは、実社会に於いても同様です。


長文をお読み頂き、ありがとうございます。






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心配すんな、「夏来たる」だぜ by ベイウォッチ

「ベイウォッチ」はアメリカ等で大人気だったTVドラマ。
サンタモニカのビーチで安全を守るライフガードたちの活躍を描いてたそうです。

その人気ドラマが映画化されたんですね。
出演者は、ザック・エフロン、ドウェイン・ジョンソン、他。
ドラマに出ていたキャストも出演だということで話題にもなりました。
アメリカでの公開は5月。

で、劇場公開を目前に、このようなポスターが。
画像をクリックすると・・・・。

冬がナンボのもんじゃい
心配すんな、夏来たるだぜぃ!







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