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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

ラニスター家の没落@ゲーム・オブ・スローンズ

今回も質疑応答の掲示板からピックアップです。
が、「素朴な疑問」というニュアンスではありませんので「素朴な疑問シリーズ」とは隔して紹介します。特に、読んで唸った意見のひとつを取り上げます。


◆タイウィン・ラニスターの死によってラニスター家は没落したことになりますか?

タイウィン・ラニスターの死は、重要なポイントになります。
物語の早々、ドラマの視聴者はエダード・スタークの処刑によって、”名誉”など何の足しにもならないと思わされました。
タイウィン・ラニスター、ウォルダー・フレイ、ルース・ボルトンのような”名誉”から外れた者たちだけが利を得る展開が続き、ずる賢く、そして残酷な者のために世界があるように思えたはずです。

これは、ジョージR.Rマーティンが意図的にそのように思わせてきたのです。
道徳的に灰色の世界。
エダード・スタークのように名誉に生きる者は踏みにじられるのか?と、あなたは嘆く。
けれども、本当にそうなのだろうか?

タイウィン・ラニスターは、計算高い政治家であり、そして恐れられた指揮官だった。
しかし、彼は身内から愛されていただろうか?
サーセイやジェイミーは彼の死を悼んではいたが、それは愛からとは限らない。

―◎ラニスター家は「タイウィン帝国」だった


タイウィン・ラニスターは自分の帝国を築いていた。
そして、彼の死と共に帝国は終了した。
タイウィン亡き後のラニスター家は、牙を失った獅子。
ジェイミーは「王殺し」と世間から呼ばれ、北部との戦で捕虜になり、ラニスター家の傲慢さから右手を失った。
サーセイは自ら蒔いた種を刈ることとなり「贖罪の道行き」をした罪人。
ティリオンはジョフリー殺しと疑われ、父タイウィンを殺した。
タイウィンは家名を第一に考えてきたが、罪人揃いのラニスター家という汚名が残った。

―◎ラニスター家没落の最たる要因はサーセイ


タイウィンが死んでもラニスター家の力を保持できた方法はありました。
a)ジョフリーが慈悲によってエダードを処刑せず、ロブとは和睦し、サンサと結婚することで北部からの忠誠を得ていた場合。
b)トメンとマージェリーの結婚をサーセイが温かい目で見守り、タイレル家との同盟を確たるものにした場合。

そのいずれも、自分たちの愚かさで潰してしまったのです。

サーセイは3人の子を失うと魔女から予言されていましたが、予言が子を失わせたのではありません。サーセイは自分の感情で先走った結果、子を失ったのです。
ジョフリーを早々に王にしたのもサーセイです。
ロバートの遺言通り、ジョフリーに王たる準備ができるまで待つべきでした。
ミアセラの死はティリオン憎しで行動した結果です。
トメンの死もまた、雀聖下とタイレル家憎しで行動した結果です。

それに、サーセイは子を失っただけではありません。
同盟を結んでいた家を裏切り、敵ばかりを作ってきました。
味方と言えるのは、頼りにならないフレイ家だけです。
リトルフィンガーは計算高い男です。自分の利益とならなければ他へ寝返るでしょう。

―◎スターク家の復活

では、”名誉”に生きるスターク家はどうだろうか?
血染めの婚儀でキャトリン、ロブ、そして生まれてくるはずだったロブの子までも殺されてしまい、ウィンターフェルはルース・ボルトンに奪われてしまった。
ここまではスターク家が没落していくように思えた。
しかし、リアナ・モーモントの「Bear Island knows no king but the King in the North, whose name is STARK」と断言したことを含め、エダード、ロブが死んでも北部は覚えていた。


ウィンターフェル奪回、そして北部の諸侯たちはジョン・スノウを「北の王」と宣言。
スターク家が重んじてきた”名誉”がラニスター家に勝った瞬間です。








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撮影が終了していくキャストたち@ゲーム・オブ・スローンズ

現在北アイルランドのスタジオでVFXチームによって撮影中ですが、それらも含めて撮影は今月中で終わる予定。
メインキャストであるキット・ハリントンの撮影は先日すべて終了したようです。
そしてエミリア・クラークも撮影が終わったみたいです。


(この後はハン・ソロの撮影?)

長らく撮影の情報を追いかけてきましたけど、こういった情報収集するのは私自身初めてです。これはこれで、終わるとなると一抹の寂しさが(笑)

撮影が終われば、次はポスターや予告編の発表待ちになりますね。
去年の第六章はどうだったか?と言うと、HBOはドラマの放送開始の数ヶ月前(2015年12月頃)に、ジョン・スノウのポスターを発表したそうです。
これです↓

ジョンの生死が気がかりな人たちを煽るようなポスターでしたね、今思えば(苦笑)

そして、予告編等は2月頃から放送開始(スターチャンネルは4月に入って、一挙放送時から予告編を流し始めました)
ということは、今年は4月頃から予告編などがHBOで流れ始めるかもしれません。それよりも前にはポスターがお目見え??





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ずっと勘違いしてわっ@ゲーム・オブ・スローンズ

てっきり、キャスト変更していたんだと思い込んでいました。
そのキャラクターは、”エイロン・グレイジョイ”。

第六章で登場していたエイロン・グレイジョイ。
ユーロンの弟のはずですが、「そうは見えないじゃん」というツッコミはあえてしません(苦笑)


で、第二章で登場していた司祭がいましたね。

私は、彼がエイロン・グレイジョイなのだとばかり思っていましたよ。
ところが、彼は”溺神の司祭”という設定だけで、名前はないのだそうです。
つまりエイロンではないんですと。

きゃぁ~、長らく勘違いしてました(苦笑)

ついでなんですけど、ユーロンが王になる時の儀式(?)でのエイロンの語りが凄く好きなんですよ。声が良いですよね。

Let Euron, your servant, be born again from the sea as you were.
Bless him with salt, bless him with stone, bless him with steel.
Listen to the waves, listen to the God.
He's speaking to us and he says, 'We shall have no king but Euron Greyjoy.'
Let the sea wash your follies and your vanities away.
Let the old Euron drown.

Let his lungs fill with sea water.
Let the fish eat the scales off his eyes.
What is dead may never die, but rises again, harder and stronger!








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