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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

第七章第一話のショット一部公開@ゲーム・オブ・スローンズ

HBOは、第七章第一話「ドラゴンストーン」のシーンの一部を画像にて公開しました。


他の写真は、お馴染みの「Entertainment」でご覧下さい。

王都では城の中に、大きな地図を描かせているサーセイ。
ウィンターフェルで剣術の稽古をしている(?)ブライエニーとポドリック(そういや、今まで剣術の稽古シーンはなかったですね)
北の壁に到着したブランとミーラを発見したナイツウォッチのエッド・・・という風な感じのシーンですね。

そしていよいよ、ワールドプレミアです(始まってるかな?)
プレミアもハリウッド映画の超話題作並みにやるって驚きですよねー。


夜の王、ロンドンに現る。
日本に来て、涼しくして欲しい~~~!!(苦笑)
でも、中の人が熱中症になる恐れがあるから、やばいかな(笑)








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ここであえて「パイロット版」に触れてみる@ゲーム・オブ・スローンズ

ドラマでは最初に「パイロット版」を製作しますね。
ご存知の方も多いでしょう。
「パイロット版」とは、どのようなドラマなのか具体的に映像として見て、第二話以降も製作するかどうか決めるための”お試し”みたいなものです。

「ゲーム・オブ・スローンズ」もそのパイロット版がありました。
撮影は2009年。
正式な第一話のキャストは、パイロット版のキャストメンバーから若干の変更があったことは知られてますね。
そして、正式に放送することが決まってから撮り直したシーンや追加シーンがあります。

第七章を前に、D&Dがインタビュー中にパイロット版に言及した部分があり、その逸話やパイロット版と実際に放送した第一章第一話の違いに触れたいと思います。

◆パイロット版での逸話

この「ゲーム・オブ・スローンズ」というドラマは、北の壁の向こうへ偵察しに行くナイツウォッチで始まりました。
三人のナイツウォッチが壁のトンネルを通って出て行くのですが、視聴者にどのような壁であるのか漠然としか伝わらないということで、壁の全貌を映したシーンを追加。
ドラマは本と違って視聴者の想像力ではなく具体的に映像として表さないといけませんから、試行錯誤していたことが伺えますね。


D&Dは、原作を読んだことのない友人にパイロット版を見てもらったそうです。
そして、ラストの方で塔に登ったブランが目撃したサーセイとジェイミーのシーンですが、友人は二人が姉弟であると認識しておらず、普通の男女関係としか捉えてなかったそうです。
そのため、ジョン・アリンが亡くなって遺体が安置されているシーンに、ジェイミーが「双子の弟として忠告する」と言いながらサーセイに近づいて会話をするシーンを追加。
取って付けたようなシーンだなぁ~と思っていましたけど、実際に取って付けたシーンだったわけですね(苦笑)


明るい金髪だったティリオンは、原作の人物像によるもの。
第一章はその”金髪”が重要なポイントであるため、ティリオンもこれ見よがしな金髪なんですが、その髪の色も試行錯誤だったようです。
現在のティリオンの髪の色は異なっています。
シオンも当初は黒っぽい髪の色でした。



◆パイロット版と実際放送された第一話との相違点

・冒頭のナイツウォッチ同士の会話のシーンが少なく、ホワイトウォーカーっぽいものが何やら奇妙な言葉で話していた。

・オープニングクレジットは、老人が何かメッセージを書いていて、カラスがウェスタロスやエッソスの上空を飛び、王都に辿り着いたカラスは赤の王城のゲートから入り鉄の玉座に到着するものだった。

・壁を脱走して逃げているナイツウォッチを追い込むシーンはなかった。

・アリアとサンサの裁縫しているシーンはあったが、ロブとジョンがブランに弓の指導をしているシーンはなかった。

・捕らえられたナイツウォッチがエダードに告げた「ホワイトウォーカーを見た」という台詞はなかった。

・「なぜ処刑を宣言した者が執行するのかわかるか?」とエダードはブランに問わず、「昔からのしきたり」とエダード自らが言った。

・大狼の死骸のそばにいた子供たちを殺そうと提案したのはシオンだった。
エダードはこのシーンでの台詞は少なかった。

・実際に放送された第一話でデナーリスの登場まで33分かかったが、パイロット版ではエダードがジョン・アリンの訃報を聞いた直後にデナーリスの登場シーンとなっていた。

・ティリオンがいた娼館は王都だった。そして、ジェイミーとの会話が異なっていた。
ジェイミー「お前は常々北部を見たいと言っていたが、その機会ができたぞ」
ティリオン「誰かが北部に行くのか?」
ジェイミー「王、サーセイ、俺、そしてズボンが見つかったならお前」
ティリオン「なぜ北部へ行くんだ?」
ジェイミー「王が王の手を選んだからだ。王以外は迷惑な話だ」

・王を迎えるための準備をしているキャトリンとメイスター・ルーウィンの会話、ロブ、ジョン、シオンが髭を剃ってもらうシーンはなかった。

・サンサが母キャトリンから髪を結ってもらいながら、ジョフリーとの婚約を父エダードに頼んで欲しいというシーンはなかった。

・ロバート・バラシオンとエダードが墓所で会話するシーンは、パイロット版では2つに分けられたシーンではなく、1つの長いシーンだった。

・饗宴のシーンでは、キャトリンはサーセイとジェイミーに話をしていた。そして遠くからサンサを見て褒めているのみで、サンサがサーセイの前に登場するシーンはなかった。

・その饗宴のシーンでは、エダードとジェイミーの対立するようなシーンが長かった。

・ベンジェンとジョンの会話シーンが長かった。

・パイロット版でのエダードとキャトリンの関係は冷めていた。
キャトリンが妹ライサから手紙を受け取った後、キャトリンの方から「あなたは王と共に王都へ行かなければならない。でも私は一緒に行かない」と言う。そしてエダードは「どうするか決めるのは自分だ。君の犬ではない」と反論する。

・デナーリスとドロゴの結婚披露宴には原作者のジョージ・R・R・マーティンがカメオ出演していた。放送された第一話では見事にカットされた。



第七章放送目前にして、なぜか8年前のパイロット版に関してのお話でした(苦笑)







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第七章のみどころ@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章まで一週間をきりました!
明日12日はアメリカに於いてプレミアが開催されます。
いよいよ、という感じですね♪

第七章の放送開始目前となり、日本はそうでもないですけど(苦笑)海外のエンターテイメント系のメディアは、連日のように「ゲーム・オブ・スローンズ」を取り上げてます。
雑誌の表紙を飾るケースも多いですね。
テレビも含めて、出演者のインタビューが次々行われています。

インタビューは俳優の撮影時のエピソードなどが多いですね。
ハウンド役のマッキャンはアイスランドで撮影した時、彼はカツラを使用しているので頭部の汗が凍りついたとか(本当かどうかはわかりませんが)

興味深かったのは、アリア役のメイジー・ウィリアムズのインタビュー。
彼女は今年20歳になりましたが、ドラマのスタート時は子役だったわけですよね。
「子役って出来上がったドラマを見ることはできないのか?」と疑問だったんです(ドラマ自体が視聴年齢制限があるため)
やはり同じように思っていた人がいましたね(苦笑)
インタビューによれば、スタッフは子役用に再編集したものを見せていたそうです。
メイジーの場合は、親の許可を得て暴力シーンとかを省かないオリジナルを見ることができていたようですが。



前置きが長くなりましたが、第七章の見どころは何と言っても「今まで物語の中で直接関わることがなかった登場人物たちが出会う」ということですね。
その展開のために60話も見てきたと言っても過言ではありません。
そして何よりも、スターク家。
第一章~第三章でスターク家の悲劇を見てきただけに、バラバラになっていた家族の再会するシーンを早く見たいですねー。
しかし、再会して「ハッピー♪」という単純な展開にはならないでしょう。
彼らが各々経験してきたことは違いますから、何かしらの緊張が漂うことになるかも。

その中でも気にかかるのは、サンサとリトルフィンガーの関係です。
サンサは彼を信用してはいませんが、予告編を見る限りですとリトルフィンガーは言葉巧みにサンサを操ろうとしていることがわかります。
この二人も注目されています。
リトルフィンガーは第六章で割と登場する時間が少なかったですし、第七章ではグッと増えそうな気がします。

そして、大規模なバトルシーンが多くなるということも。
第一章で、ロブ率いる北部軍とティリオン率いる谷間の部族たちの戦いのシーンは、予算の関係で省かれたことを思うと(バトルシーンを省くため、ティリオンにハンマーをぶつけて気絶させた)「予算も格段に増えたんだなぁ」と思えますね。

さて、ここでチョッと衣装のことに触れたいと思います。
特にサーセイ、デナーリス、サンサの衣装。
3人共に華やかなドレスではありません。
それを意味することは何でしょう?


衣装デザイナーの説明によると、サンサは無意識ながらもサーセイの影響を受けていたことを表現している部分があるそうです。
そしてジョフリーやラムジーといった残忍な男と関わってきたことで、二度と痛めつけられたくないという防御的な心理も含まれての衣装ということだそうです。

サーセイは「敵との戦い」に挑む軍事的なスタイル。
鎧のようなドレスですが、脆さも垣間見れるようなデザインだそうです。

デナーリスの衣装は、やはり第一章のヴィセーリスの衣装と関連付けているとか。
兄の遺志を継いでいること、軍隊を率いる指揮者としての姿を表現したそうですよ。

この三人の女性の衣装を見るだけでも、大きな戦いが目前にあるということが伝わってきますね。衣装デザイナーは「衣装も物語の一部である」と語っているだけに、第七章の方向性を感じることができるのではないでしょうか。








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