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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

ダーク(?)サンサ@ゲーム・オブ・スローンズ

「ゲーム・オブ・スローンズ」の面白さは、権力争い、本格的なバトルシーンのみならず、スターク家の子供たちの成長を描いている点も挙げられると思います。
シーズン半ばにして倒れたロブや、あまり重要視されてなかったリコンを除き、ジョン、サンサ、アリア、ブランは6年をかけてずいぶん変化しました。

ネッドが処刑されて以降、彼らは数々の苦難を乗り越えてきましたね。
その中でも、私はサンサの「生命力」が際立ってきてたのでは?と思います。

第二章でサンサはジョフリーに虐げられ、ティリオンがフォローしました。
ジョフリーから酷い目に遭っても、サンサは「王に従います」とティリオンに対して毅然と言い、ティリオンはそんなサンサに驚き「あの子は生き残れる」と呟いたのです。
一方、ジェイミーは第六章でリヴァーランにやって来たブライエニーに「(サンサのような子は)生き残れないと思っていた」と言いましたが、ティリオンの洞察力との差を示していたようなシーンでした。

サンサは当初、夢見る夢子さん。
ジョフリーを見て「はぁ~と」、ロラス・タイレルを見て「はぁ~と」
しかし、それは単なる乙女チックなものではなかったと思います。
処刑された父親の頭部をジョフリーに見せられた辺りのシーンで、彼女の中にある何か強いものを感じました。

前置きが長くなりました。
まず、第七章の一枚の画像をご覧下さい。


「え??」と思いませんか?
今までにないサンサがそこにいる!!
貫禄が出てます。
そして、なんとなく闇も感じさせる姿ではないでしょうか?
衣装デザインは何か意味を込めていることが多いので、サンサの新しい衣装は何を表現しているのか気になりますね。
もう、夢見る夢子さんじゃなくなってます。

まず髪型。
死ぬ直前のマージェリーの髪型と似てるんですよね。


サンサはマージェリーと仲が良かったですし、髪型も何か意味がありそう。
今までもサンサは置かれている状況の中で、髪型を変えていました。
第一章でセプタから「南部の女性のような髪型ね」と言われてましたが、サーセイのような髪型になったり、マージェリーのような髪型になったりと変化していました。
サンサの髪型の変化は、「影響を受けやすい」「同化することで身を守る」という表れだったのかもしれません。

そして衣装。
私はパッと見た瞬間、この方が頭を過ぎりました。
   ↓


どことなく衣装が似てる気がする・・・(苦笑)
もしかして、サンサは原作にある”夜の女王”と重ねてるのかなぁ??

サンサの衣装の胸元のリングとチェーンは何を表現してるんでしょう?
・・・ということで、サンサの衣装がとても気になっています。








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ヴァリス&リトルフィンガー、ヒズダール@ゲーム・オブ・スローンズ

もしかすると、ドラマに於けるゲームをコントロールしているのは、ヴァリスとリトルフィンガーではなかろうか?と言われていますね。
彼らは矢面には立ちませんが、まるでコントローラーを操作するプレーヤーのような存在。



第一章から、この二人の駆け引きのようなことが展開しました。

そして、彼らの性格というものが見事に衣装で表現されています。
ドラマでは衣装デザインのコンセプトに於いても、意味が込められていることが多いのですが、ヴァリスとリトルフィンガーも同様です。

ヴァリスの場合は仏教の僧侶のような格好。
そして、リトルフィンガーがキリスト教の神父や司祭を思わせる格好なのです。
そう感じてきた方も多いでしょう。


彼らの性格や目的に合っているような気がします。
まぁ、どちらが良いとか悪いとかという話ではありません。念のために。
あくまでもイメージとしてのお話です。

ちなみに、ヴァリス役のコンリース・ヒルは、当初ロバート・バラシオン役に起用されたんだそうですよ。
ヴァリス役がピッタリなので、彼がロバート・バラシオンならば・・・と考えてもイメージが合わないですねー。


さて、話は変わるんですが、私が個人的にお気に入りだった脇役を紹介します。
それは、ミーリーンの偉大なる親方「ヒズダール・ゾ・ロラク」です。
演じていたのは英国俳優のジョエル・フライ。


悪い人ではなく、むしろ良い人なんですが、デナーリスに振り回された気の毒な親方・・・という印象しかないと思いますけどね。
私は彼が闘技場でハーピーの息子たちに刺された時、ショックでしたよ~。
しかも、デナーリスたちはサッサとその場を立ち去ったので「気の毒なキャラのまま退場しちゃったのかー」「彼への扱い、酷すぎじゃないの~?」と、少々不満です、今でも(苦笑)



ヒズダールはミーリーンに誇りを抱いていた人です(デナーリスには否定されまくっていましたが)
文化の違いや価値観の違いを受け入れてもらえず、批判される一方・・・という展開は現実の世界にもありますね。「自分たちの考えが基準」という外国人に、わーわー言われること。
ヒズダールは真摯な態度で、デナーリスを説得しようと試みていました。

演じていたジョエル・フライは、イギリスの王立演劇学校を出た方だそうです。
「え?イギリス人だったの?」と驚きませんか?
彼がデナーリスと話をする際は共通語(英語)なんですけど、アクセントがイギリスのソレではなかったんですよね。
ですから、イギリス人だと知ってビックリ。
彼のインタビューを聞くと、普通にイギリスのアクセントで話していました。
それも演技力のひとつなんでしょうね。
さりげないですけど、脇役ながら素晴らしいと改めて思います。

ということで、ヒズダール・ゾ・ロラクは私のお気に入りの一人・・・という話でした。







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裏話:第四章#1~#2@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章のポスター、予告編が登場して盛り上がってまいりました。
でも放送開始まで一ヶ月以上ありますけどねぇ。

裏話は第四章まで来ました。続けます。



◆第四章 第一話「二本の剣」
  • エピソードタイトルは、スターク家のヴァリリア鋼の剣”アイス”から鍛造した二本の剣を指すだけではなく、その”アイス”とアリアの剣”ニードル”も指している。
  • タイウィンが燃やした狼の鞘は、第一章第一話で逃げ出したナイツウォッチの処刑時に登場していた。シオン・グレイジョイが鞘を持っていた。
  • ”アイス”から二本の剣を鍛造するシーンは正確ではない。そして、より精巧な剣を鍛造するには長い時間がかかるため、ジェイミーが剣を手にしたのは冒頭のシーンからかなり経過していたことになる。
  • オベリン・マーテルが一足先に王都に着き、娼館にいたという設定は、第一章第一話でティリオンが他の者たちとは別に行動し、娼婦のロスと一緒にいたことと重ねている。これは二人とも次男であり、重要視されていないことを示す。
  • アリアとハウンドが宿屋を出て馬に乗っているシーン。ハウンドは本物のチキンを食べていたが、スタッフが誤って大量のチキンを作ったため、撮影後にアリア役のメイジー・ウィリアムズは持ち帰らせられた。ドラマの台詞通り、ハウンドとアリアは店のチキン全部を食べるような状況になった。
  • クァイバーンが黄金の手をジェイミーに装着するシーンには、アドリブもある。
  • プロデューサー+脚本家のベニオフの両親は、ドーンから来る諸侯たちを待つティリオンのシーンでカメオ出演している。
  • マージェリーが婚儀で身につけるネックレスを吟味していたオレナ・タイレル。ひとつポイッと捨てるシーンがあるが、あれは小道具ではなかったので、紛失するわけにいかずスタッフは回収するために慌てて探した。


◆第四章 第二話「獅子と薔薇」

  • エピソードタイトルはラニスター家の”獅子”、タイレル家の”薔薇”を指している。これは第一章第五話の「狼と獅子」に重ねている。
  • このエピソードから、ラムジー役のイワン・リオンがメインキャスト扱いとなった。オープニングクレジットに名前が表示された。
  • 脚本を担当したジョージ・R.R・マーティンは、このエピソードでは王の婚儀を全面的に据えて描こうとしたが、D&Dは他のプロットラインを排除することはできないと訴えた。
  • ルース・ボルトンは、シオンを無傷なまま捕虜としてベイロンとの交渉に使うことができないとラムジーを責めた。ラムジーはベイロンと交渉したけれど無駄だったと言ったが、ラムジーはシオンの去勢した”もの”を箱に入れて送ったのであり、既にシオンは無傷ではなかった。
  • 北部に対するタイウィン・ラニスターの計画が何であるか推測できていたので、ルース・ボルトンは北部の地位を確固たるものにする必要性を知っていた。
  • スタニスの食事のシーンの使用人は、ドラマの脚本家ブライアン・コグマン。
  • ジェイミーが左手で剣の訓練をするが、原作ではイリーン・ペインが練習相手となっていた。ドラマはそのイリーン・ペイン役の俳優が病気で第二章を最後に降板したため、ブロンを練習相手として設定した。
  • ジェイミーとブロンが剣の訓練をする場所はコンクリートに覆われている。そのため、コンクリートに模様を貼ったりして誤魔化した。
  • ティリオンから贈られた本をジョフリーはタイウィンから贈られたヴァリリア鋼の剣でズタズタに斬った。その時、本の紙が宙を舞う効果を出すため、本の中には扇風機が仕込まれていた。
  • ジョフリーの結婚披露宴で小人たちによって「五王の戦い」が再現された。そこに出ていたレンリー・バラシオンはロラス・タイレルに見立てた人形に乗っている。
  • その小人たちによる「五王の戦い」は、実際に撮影するまで出演していた俳優たちは目にしていなかった。その馬鹿げた寸劇を初めて見た俳優たちのリアルな反応を狙ったため。
  • サンサに挨拶で近づいたオレナが、サンサのネックレスに仕込んだ毒のクリスタルのひとつをサッと取り去る。しかし、スタッフはクリスタルがひとつなくなった状態にすることを忘れ、後からデジタルで除去した。
  • 鳩のパイを食べたジョフリーがティリオンにワインを持ってくるように命令し、パイを口にしながら「this pie is dry」と言うが、「sex double entendre」に聞こえるとティリオン役のピーター、サーセイ役のレナが笑ってしまい、何度かテイクをし直しても二人が笑ってしまうので撮影に時間がかかった。
  • ジョフリーが窒息している音は複数の音を混ぜ合わせたもの。その効果音がドラマで使用されたのは30秒ほどだったが、効果音の編集作業は8時間近くかかった。
  • ドラマはスタジオの駐車場で撮影されることが多い。ジョフリーが倒れる場面は、カリフォルニアのスタジオの駐車場で撮影された。
  • 第一章~第三章まで地毛だったブラン役のアイザック。第四章ではカツラを使用。







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