awesome的な

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

ゲーム・オブ・スローンズに関わる小ネタ

「ゲーム・オブ・スローンズ」の情報を調べていくうちに、ユニークなネタを見つけることがありまして、今回はその一部を紹介します。
知ったところで「だから何だ?」という感じですけどね(苦笑)

◎名家が現代でビジネスをしたら、このようなCMになるかも

スタークは冬のアウトドアスポーツに関連するもの?
ターガリエンは「ドラゴン=飛ぶ」なので航空会社となってますね。
ラニスターはタイウィンが重要視していた一族の財産関連かな?

◎ウェスタロスの各地を駅に見立てて、線路のダイヤにしたらこうなった

https://www.flickr.com/photos/noktulo/14758448386/in/photostream/
北の壁は黒の城以外、廃駅になってるっぽい(苦笑)

◎イギリスでは法律上、決闘裁判は可能

でも裁判所では認めないらしいですけど(苦笑)
「コモンロー法」というのがあり、18世紀にその法律をなくす方向に動いたらしいですが、結局できずに現在に至るそうです。
21世紀に入り、その法律を基に決闘裁判の申し立てをした人がいたけども、それは認められなかったらしいです(当然でしょうけど)

そして、アメリカは植民地時代にその「コモンロー法」が13の地域(現在の州かな?)に適応され、独立後も正式に排除されていないらしく、厳密に言えばアメリカも州によっては決闘裁判ができる法律が存在してることになるとか。

◎ジョン・スノウがジョン・スノウに会った

イギリスのチャンネル4には、「ジョン・スノウ」というキャスターがいます。
そこで、キット・ハリントンがそのジョン・スノウに対面したという動画。

◎大狼プロジェクトという団体がある

大狼を保護する団体で1988年から活動を始めたそうです。
http://www.direwolfproject.com/
メイジー・ウィリアムズはこちらを支援すりゃいいのに。

◎第六章第五話の後・・・

IKEAで「ホーダー」というネーミングでドアストップのグッツを売り出した。
https://9gag.com/gag/aPDKDoB/hodorby-ikea

そして、このようなIKEAのページが(苦笑)
http://everyday.ikea.com/post/144848893913/winter-is-coming


とりあえず、小ネタは以上です。

ところで、ついでと言ったら何ですが、第八章に関してのお話。

HBOのお偉いさん(?)Casey Bloys氏が第八章に関してメディアに語った内容です。
もう脚本は出来上がってることを確認し、第八章は6話と短いんですが、長編映画並みに2時間近くのボリュームになる可能性があるとしてます。
当ブログでも取り上げたスピンオフは、「ゲーム・オブ・スローンズ」の終了後、一年経過するまでは見ない(製作?放送?)としています。
Casey Bloys氏は「4つのスピンオフ」と言っていまして、以前に情報として出ていたことと一致します。

そしてHBOとしては「(スピンオフより)ゲーム・オブ・スローンズの最終章に集中する」と断言していて、最終章の終わり方は「叙事詩的で驚くべきものだろう」と語っています。

「叙事詩的」って何ぞや?という方もいるでしょうから、簡単に説明すると「壮大なスケールで描かれる」という風な感じですかね。
往年の名作映画「クレオパトラ」が代表的で、ひとつの一族を描いた「ゴッドファーザー」も叙事詩的な終焉だと言われてます。
「ゴッドファーザー」は一族の歴史を描いたもので、ラストは壮大ではありませんが、何とも言えぬ余韻を残した・・・ということからでしょうかね?

現代に於いては予算を注ぎ込んでVFXを多用すりゃ壮大な映像は出来上がりますが、叙事詩的か?と言われるとそうでもありません。
やはり、物語の世界観と広がりが重要でしょうね。
「ゲーム・オブ・スローンズ」は、もしかするとドラマ史上初めて叙事詩的な終わり方をするドラマになるかもしれませんね。







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グレイジョイvsグレイジョイ@ゲーム・オブ・スローンズ

ネタバレしています。第七章未見の方は注意。




第二話で最も印象に残ったのは、海上でのバトルシーンですね(アリアの再会シーンもそうですが、インパクトとして)


ユーロンのクレイジーさが際立っていました。
そのユーロン役の俳優さんは、第七章の撮影前にD&Dや衣装デザイナーとも色々と話し合ったそうです。
だからなのか、ユーロンの服は「マイケル・ジャクソンか?」と言われちゃうような衣装ですけど、異端児的な感じは第六章の衣装より良いと思います。

第七章の第一話、サーセイに会った時のユーロンのノリは「まるで邪悪さが強くなったジャック・スパロウのようだ」とも言われていました。
ところが、海の上という場所ではその異様さがスケールアップし、クレイジーな側面を露見させました。
ラムジーとはまた違う狂気を感じさせましたね。

ラムジーは北部以外知りませんし、彼は自分の立場へのコンプレックスがあることを匂わせていました。その辺はシオンと同じです。
一方のユーロンは世界を知っていて、何より彼から感じるのは「死を恐れていない」ということですね。だからラムジーよりも恐ろしく感じる。

「鉄諸島でよくそんな凄い船が造れたなぁ~」と思えるほどのユーロンの艦隊。
サンド・スネークは別としても、船上はグレイジョイvsグレイジョイ。
夜ということもあり、どっちがどっち側なのかわからん!というぐらいの攻防。
しかし映像的には素晴らしかったです。
今までのシーズンならば、クライマックスにかかる第九話あたりに挿入するぐらいの迫力がありました。

その戦いのメイキングなどが含まれている映像です。

そのバトルシーンでは「ハムレット」を連想した人がいるんですねぇ。
「ハムレットは自分で狂ったフリをしてたけど、ユーロンは素でクレイジーだろ?」と思うんですけど、ポイントはそこじゃないんです。
サンド・スネークの二人(オバラとナイメリア)は自分の武器で死んだからです。

ハムレットも決闘で、相手の毒を塗った剣と自分の剣をサッと入れ替え、毒を塗った剣を相手に突き刺したという展開だったかな?(凄くうる覚え)
武器に関して、サンド・スネークは父オベリンから「武器を選べ」と言われ自分で選んだ武器ですよね。その自分で選んだ武器によって死ぬというのが文学的らしい。
色々な受け取り方があるものだと思いました。










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第七章#2 改めて解説@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章はパンくず拾いの側面もあるということは何度も書きました。
第一話、第二話共に過去の出来事から引っ張り、現状に重ねている部分がありました。
過去の点が第七章に繋がっていると思わせるので、ある意味「伏線回収」

そういうことで、第二話について「パンくず拾い」も含めて解説してみたいと思います。
なにせ、過去のシーズンの些細なことは忘れてる場合もありますし(苦笑)




まずは、ドラゴンストーンでデナーリスたちがエラリア・サンド、ヤーラ・グレイジョイ、オレナ・タイレルに戦略を説明しているシーン。
デナーリスは「灰の女王になるつもりはない」と話しました。
その「灰の女王」という言葉を二度言っていましたが、これは第三章でヴァリスがサンサに関してオレナに話をしていた際に言った台詞と繋がっています。


He would see this country burn if he could be King of the Ashes(彼は灰の王になろうとも、国が燃えるのを静観できる)」と、ヴァリスがリトルフィンガーのことを説明した台詞です。
デナーリスの「灰の女王にならない」は、「玉座のためなら手段を選ばない」ということを否定してるわけです。
しかも、サーセイは実際に大聖堂を吹っ飛ばしたので「彼女こそ灰の女王である」という風に受け止めることもできます。

次は、そのリトルフィンガーとジョンのシーンです。
地下墓所での会話後、ジョンはリトルフィンガーの首を絞めました。
これは第一章、エダードがリトルフィンガーの首を絞めたシーンと重ねてるということは、気づいた方も多いでしょう。


第二話の放送前、リトルフィンガーはジョンの母親のことを話すのかもと思っていましたが、見当違いでした(苦笑)

ドラゴンストーンへ出向くとジョンが北部の諸侯たちに言った際、谷間のロイス公が「ターガリエンは信用できない」と言いましたが、ジョンの父親を知っている視聴者たちは苦笑い。

続いて、サム。
希望を持って憧れの知識の城に入ったサムですが、雑用ばかりでウンザリしている様子。
好奇心を満たすこともままならずという感じ。
そんな折、サムはジョラー・モーモントと出会い、ジョラーの灰鱗病の治療をする決意をしたわけです。
禁止されている治療を試みるということは、成功しようがしまいが後に発覚します。
サムは知識の城を追い出される覚悟ができてる感がありますね。

この灰鱗病の治療ですが、第一話でサムが立ち入り制限区内から持ち帰った本の中に記述されてたそうです。ドラゴンストーンに関するページを開きましたが、解読した人によると、その隣のページに記載されてるそうです。
そしてジョラーがデナーリス宛に手紙を書いていました。これも中身を解読した人によると「(デナーリスに)仕えることができたのは幸せだった。ウェスタロスで支配している姿を見たかったが叶いそうもない」というような内容らしいです。

最後ですが、ユーロンの攻撃。
このシーンは新たな悪役の誕生を示しました。
第六章に比べ、ユーロンはグレードアップ!!
彼のクレイジーさは、ベイロンを殺害する時にはそれほどでもなかったですからね。

しかしですね、サンド・スネークたちは何ともお気の毒なのです。
ユーロンに無残にやられてしまうシーンにも関わらず、恐らく視聴者のほとんどはサンド・スネークに感情移入できなかっただろうと思うからです。
トリスタンを呆気なく殺したわけですし、あの二人にはポジティブな感情は持っていない人が多かったでしょうからね。
ですから、ユーロンの凶悪ぶりを表すシーンに用いられただけって感じなので、お気の毒だと(苦笑)



で、ユーロンがヤーラを捕らえたシーン。
その場面は、シオンがリークに戻る状態を示しました。
実は、そのトラウマが蘇るという心理状態を理解できる人には強烈な共感を覚えるシーンらしく、「シオンがリークに戻って姉貴を放って逃げた」という単純なシーンではないそうです。
第四章では残虐な場面でシオンがどのように反応するか、細かに描写されていました。
https://www.youtube.com/watch?v=MQKZrrEzN6Q

ヤーラは、ラムジーに捕らえられていた時のシオンに戻ったとわかったようですね。
ヴォランティスでヤーラは元の弟に戻って欲しいと訴えましたが、その願いが崩れた瞬間でもありました。
ヤーラは鉄諸島の女王の座に就くことへの気力を失ってしまうでしょうか?

海に漂うシオンが見たのは、船に吊り下げられた一人のサンド・スネーク。
農民の子を殺害して焼き、吊り下げたことへの罪悪感も蘇るシーンだったと思います。
恐怖のトラウマと自分が犯したことへの罪悪感がシオンを襲ったということでしょうか。
シオンは今後のストーリー展開に於いて、どういう役割を持つのか予測不能ですねぇ。
だからこそ興味が深まりました。


【おまけ】
パワフルな男は両腕を広げるんだぜぇ~(?)








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