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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

第七章#4 あのシーンのメイキングと思い出@ゲーム・オブ・スローンズ

ネタバレを含んでいます。第七章未見の方は注意。



第四話で最も注目されたのは、「ドスラク人+ドラゴンvsラニスター」のバトルシーンでした。
放送時間がシリーズの中で一番短く、「一体どうして短いんだ?」と騒ぎにもなりましたが、今までのシーズン同様、大きなバトルシーンが描かれると予想されていました。
そして、見事にビンゴ♪だったわけで、ファンの予想力も大きくなってますね(苦笑)

そのバトルシーンを撮影する準備に取り掛かったのは、昨年の10月頃でした。
まず、撮影で使用する沢山の馬の搬送。
実際の撮影前に、環境に馬を慣らすことも重要なんでしょうね。
馬の多さから「ドスラク人用」という予想が多かったです。

そして、このような情報が――「メインキャラの誰かが水の中に落ちるようだ」
そのキャラは誰なのか、色々な予想がされ「デナーリスかティリオンではないか?」という意見が多かったかな?
第七章、撮影現場からの情報
それからしばらくして、「ジェイミーはドラゴンの炎から逃れるシーンがあるようだ」ということから、「水の中に落ちるのはジェイミーではなかろうか」という予想に繋がったわけです。

昨年11月中旬以降「次のロケ地ではリハーサル開始」「カセレスで撮影が始まった!
そして12月に入り、「戦闘シーンの撮影開始?」「戦闘シーンの新しい画像

(たぶんいないと思いますけど)私のブログで撮影情報を追いかけてきた方にとって、第四話で完成されたシーンは感慨深くなったと思います。
実際にバトルシーンを撮影するまで、準備も相当時間をかけていたことがわかってましたし。

メインキャラクターを演じる俳優も交えての撮影、彼らがいない撮影現場に煙が立ちこめる効果撮影とか、ロケ撮影の情報集めをしてきたことも、私にとっては良い思い出になってます(なんてね/苦笑)

第四話のバトルシーンのメイキング。


ちなみに、アメリカのプロ野球球団「ニューヨーク・メッツ」のピッチャーがラニスター兵に扮してカメオ出演してたそうです。
Noah Syndergaardという方(矢印)

ま、撮影時と完成した映像の違いはあるわな(苦笑)







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ゲーム・オブ・スローンズ 第七章#4

「おぉ~~まいがぁ~~!!」「ぶろでぃ~へる!!」の声が多く出たであろうエピソードでした。日本人なら「お~」ぐらいですかね?(苦笑)
全体の構成としては、切ない気持ちにさせられたり、”うるうる”したり、画面に釘付けになったりと、今回のエピソードが50分ほどで一番短いとは思えない印象でした。

そして、今まであちこちで展開してきた視点が一箇所に集まってきましたよ。
勿論、今回も「パンくず拾い」があります。特に第一章を思い出して下さい。

以下はネタバレです。第七章未見の方は注意。




◆王都とハイガーデンの間

ハイガーデンから奪った黄金を先に王都に届ける準備をしていたジェイミー。
しかし彼は神妙な表情で、ブロンからは「ラニスターは借りを返す」なのに約束を守ってないと突っ込まれる(ドーンへ行く前に約束した城と嫁さんの件?)
そこへランディル・ターリーが来て、食糧などの穀物や野菜なども順調に運んでいる報告しに来たが、彼はタイレル家を裏切ったことで複雑な表情だった。

◆王都

ハイガーデンから奪った黄金で全額返済するという話をしたからか、サーセイに対して鉄の銀行のティコは彼女を顧客として持ち上げ、次の融資の話までする。


◆ウィンターフェル

ブランの部屋。
リトルフィンガーはブランを殺害しようとした暗殺者が持っていた短剣「Dragonbone」をブランに渡し、キャトリンの代わりに自分がサンサとブランを守るという話をする。
ブランはその短剣を受け取る。
そして、リトルフィンガーが色々話をしていると、ブランは一言「混沌は梯子だろ?」と言い、以前それをヴァリスに話したリトルフィンガーは驚いた表情となる。

そこへ、ミーラ・リードは自分の家へ帰ると告げに来た。
真の戦いの時は家族と一緒にいたいからと。
ブランは素っ気ない返事をし、ミーラは「言うのはそれだけ?」とショックと怒りが生じた様子だった。
ブランのためにジョジェンが死に、ホーダーもサマーも死に、自分も殺されそうになったと強い口調で言うが、ブランは「僕はブランではない」と返す。
ミーラは「ブランはあの時に死んだのね」と言って部屋を出た。

アリアがウィンターフェルに帰ってきた。
しかし門番から制止され「アリア・スタークだ」と言っても信じてもらえなかった。
門番がサンサに報告するかどうかで揉めてる間に、アリアは隙を見て姿を消す。
「アリア・スタークを名乗る女が来たがいなくなった」との報告を受けたサンサは、「居場所はわかる」と言って、墓所へ向かった。
アリアは父エダードの墓の前にいた。
お互い色んなことを経験してきたと言い、二人は静かに抱き合う。


ブランも戻っているということで、ウィアーウッドの場所にいるブランともアリアは再会する。ブランは「王都へ行くと思った」と言い、「リスト」のことも言及したことでアリアは驚く。
ブランはリトルフィンガーから貰った短剣をアリアに渡す。
そして、サンサ、アリア、ブランの揃った姿をブライエニーは感慨深げに見ていた。ポドリックは「キャトリンも喜んでいるでしょう」とブライエニーに言葉をかけた。

◆ドラゴンストーン

グレイ・ワームを心配するミッサンデイと話をしていたデナーリスのところへジョンが現れ、ドラゴングラスを採掘する前に見せたいものがあると案内する。
ドラゴングラスが大量にある洞窟の中に入ると、森の子らによって描かれた図形が残っていた。そして更に、最初の人々が描いた絵も。
その絵の中には、ホワイトウォーカーも描かれていた。

ジョンは「昔も人々は団結して戦った」と言い、デナーリスは「私たちも協力するわ。但し、あなたが跪けば」と返した。
「北部の者たちはそれを許さないだろう」とジョンは言ったが、「民は自分たちで決めた王に従う」とデナーリス。
かつてジョンがマンス・レイダーに言った言葉をデナーリスはジョンに向けた。

洞窟から出てきたデナーリスを待っていたのは、ティリオンとヴァリス。
二人とも暗い表情で、ハイガーデンの件を伝えた。
デナーリスと同盟を組んだ者はことごとくやられ、デナーリスは憤って「赤の王城を焼き払う」と言い出し、デナーリスはジョンに対してどう思うか意見を聞いた。
ジョンは「民から信頼してもらってこその統治であり、そのようなことをすれば民は信頼しない」とアドバイス。

◆再びウィンターフェル

ブライエニーはポドリックの剣術の稽古をしていたが、ポドリックはなかなか上達していかない。
その場にアリアが現れ、ブライエニーにハウンドと戦った時のことに触れた。
そして、アリアはしばらく剣の稽古をしていないからと、ブライエニーに相手になってくれるよう頼む。
対等に戦えるほどのアリアにブライエニーは感心し、「誰から教わった?」と尋ねる。
アリアは「誰でもない」と答えた。

◆再びドラゴンストーン

ダヴォスはミッサンデイと他国の習慣やデナーリスに仕える経緯を尋ねていた。ミッサンデイは「落とし子」というものを知らなかった。
その時、グレイジョイの船が向かっているのを発見する。

ユーロンと戦い無事だった鉄の兵の帰還だったが、そこにはシオンも含まれていた。
ジョンとシオンの再会。
しかし、ジョンはシオンがウィンターフェルやロブに何をしたか知っているため、シオンの胸倉を掴んで「もしサンサを助けていなかったら殺している」と言い放つ。
この頃、デナーリスとティリオンはドラゴンストーンを離れていた。

◆再び王都とハイガーデンの間

ラニスター軍らは少し休んでいた。
ジェイミーとブロンは、ランディル・ターリーから黄金は無事に王都へ到着したとの報告を受け、サムの弟ディコン・ターリーが初めての戦であったという話をしていると、何やら異変に気づく。
徐々にこちらへ向かっている気配に、ラニスター軍の配備を進めるジェイミー。
彼らに向かっていたのはドスラク人の大群とドラゴンだった。

デナーリスはドロゴンに乗り、「ドラカリス」と命令してラニスター軍を焼き払う。
地上はドスラク人、上空からドラゴンで攻撃するデナーリス。
通常の戦い方では無理な相手であり、ジェイミーはブロンにドラゴン攻撃用のクロスボウ「サソリ」を使うよう指示。
ブロンは命からがら「サソリ」の場所へ辿り着き、ドロゴンに向けて一発放つも外れてしまう。それに気づいたデナーリスは、その「サソリ」に向かってドロゴンに「ドラカリス」と命令した直後、火を吹く前に二発目の矢がドロゴンに命中。

矢を受け地上に着地したドロゴン。
デナーリスはドロゴンから降りて矢を抜こうとしていた。それを見たジェイミーはデナーリスに向かって馬を走らせる。
遠くの場所からティリオンはジェイミーの姿を見ていた。
無謀なジェイミーにティリオンは「逃げろよ、馬鹿」と心配して呟く。

デナーリスは自分に向かってくるジェイミーに気づくが、ドロゴンも気づいた。
ドロゴンは大きく口を開き、火を噴射する直前にブロン(?)によってジェイミーは火から逃れ、水の中に落ちて沈んでいった。

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「落とし子対決」経験者ラムジーさん(イワン・リオン)の反応↓

うむ、サーセイは借金を全部返せるのか・・・(。=`ω´=)ちぇっ

胸が痛んだのは、ミーラとブランのシーンでしたね。
「あの洞窟でブランは死んだ」
全ての場面を外側から見ているブランは、様々な場面を見るために感情移入しなくなったんでしょうね。それを続けていくうち、ブラン自身の感情も失われてしまったようです。

・・・ということは、ブランが感情を表したシーンは、少年期のホーダー(ウィリス)が倒れた時が最後ということかな?


確かにベンジェンに救われた時は、もう感情が欠けてきつつあったように思います。

サンサとアリアの再会シーンですが、思っていたよりも温かな印象を受けました。
派手にハグをして、小賢しい感動的な演出をしていないのが良かったです。
そして、アリアとサンサ、ブランの三人のシーンはうるうる・・・。
ブライエニーが三人を見ている姿とポッドが「キャトリンも喜んでいるでしょう」と言った瞬間もうるうる。
ずっとこのシーンを待ち望んでいたので、泣かせて頂きました。

それにしても、リトルフィンガーは同じ場所から何かを見てるショットばかり(苦笑)

今回、評判が良かったシーンとして、アリアとブライエニーの剣の稽古。
アリアはシリオ・フォレ~~ルから習ったこともちゃんと身につけ、ブライエニーと対等に戦えるほどの腕前。
ブライエニー「Who taught you how to do that?(誰から教わった?)」
アリア   「No One
なんとなくですけど、アリアが「No One」と答えたのは、黒と白の館の少女への敬意かな?と思ったんですよ。


アリアの戦いぶりを見ると、館の少女の容赦ない訓練が生かされている印象。アリアはボコボコにされていましたが、決して無駄ではなかったということなんですね。

さて、ジョンがドラゴングラスの洞窟で発見した絵。
あれは重要な意味があると思うんですよね。
つまり、ドラゴンストーンに森の子らと最初の人々がいたことになります。
それと、今までドラマで登場してきたサークル状の図形が描かれていたこと。
去年の当ブログ記事「隔されたシンボル」を今一度ご覧下さい。
その記事で紹介した動画は興味深いものです。

そして何と言っても、今回はドラゴン+ドスラク人vsラニスター軍。
燃やしましたねー。迫力満点でしたわぁ。
それに関しても当ブログで記事にしていました→「ドラカリス
かつてないほどの人数をひとつのシークエンスで燃やすということで、ギネスブックものだそうです。映画ですら成し得ていません。
あれはCGじゃなく、スタントマンが燃えてるんですよ。
今回のバトルシーンは、アメコミのアクション映画よりもはるかに迫力があります。

ブロンがカッコよかったですね。


ブロンは乗っていた馬の脚を斬られ、転倒した際、ジェイミーから貰ったばかりの報酬が散らばってしまいました。
逃げようと思えば逃げられる身分ですが(ラニスター兵じゃないし)、ジェイミーに頼まれたことを投げ出さなかったというところが、彼の正義感を表していました。

ジェイミーはドロゴンから降りたデナーリスを狙いました。
遠くから見ていたティリオンは、そんな無茶なジェイミーに「逃げろよ、馬鹿」と呟きヒヤヒヤしていたのですが、なんとなく「落とし子対決」で突進してくるボルトン軍の騎馬隊を前に、剣を抜いたジョンのような感じでしたね。
しかし、ジョンと違ってドラゴンがデナーリスの傍らにいたことで、無茶ぶりはジェイミーに軍配が上がりました。

間一髪のところでジェイミーは炎に包まれずに済みましたが、水の底に沈んでいったようなニュアンス。これは、第五章でティリオンが石化人に襲われ、水の中に落ちて石化人から脚を掴まれ沈んでいく姿と重ねてるようでもありましたね。


【第五話】

デナーリスは生き残ったラニスター兵を自分たち側へ取り込んだ?
ジョンはブランが夜の王と死の軍団の行進を見たということをデナーリスに伝えてます。たぶん、ウィンターフェルからブランとアリアが帰ってきたことを報告する使い鴉が来たと思われます。
そしてジョンは「イーストウォッチ」へ向かうことになりそう。
ようやく北の壁の向こう側の状況が描かれるかな?
Bad things are coming






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リトルフィンガーの悪行@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章に入り、七王国に於いて色々な悪巧みで混乱に陥れてきたリトルフィンガーはどうするのか?どうなるのか?も注目されています。

今回はリトルフィンガーの悪行を今一度整理したいと思います。
尚、ドラマ上では明確な描写はないですが、彼の企てであろうという予想も含めます。
そして、かなりの長文になります。


リトルフィンガーの悪行

第一章

・ジョン・アリンの殺害。
ライサ・アリンが話したことで明確になっています。
リトルフィンガーはライサに結婚をチラつかせ、毒殺することを事前に話してたかもしれません。実行は従士だったヒューで、その褒美に騎士にしたのでは?
これはそもそも、ロバートの落とし子やジェイミーとの関係をジョン・アリンに知られたサーセイによる指示かもしれません。

・キャトリンへの手紙。
王ロバートから王の手を任命されたエダード。王都に行くことに及び腰だったエダードでしたが、ライサからキャトリンに宛てた手紙に、「ジョン・アリンはラニスターによる暗殺」と書かれていました。
これはラニスターに対して疑念を抱かせるための工作だと思います。
そして、その手紙によってエダードはジョン・アリンが何故殺害されたか調査したい気持ちが強まり、王都へ行く決意をしたと思います。

・ブランの殺害を謀る。
暗殺者を仕向けたのは、サーセイから依頼を受けたリトルフィンガーであろうと憶測。

・ジョン・アリンが調査していたことをエダードに再び行わせる。
キャトリン宛の手紙によって、エダードはジョン・アリンの死の真相を調べ始めました。その核心に迫れるよう協力。

・暗殺者が持っていたヴァリリア鋼の短剣の所有者はティリオンだと教えた。
そもそも短剣の所有者がティリオンだということは嘘だった可能性があります。
その話によって、結果的にキャトリンはティリオンを拘束し、ラニスター家から怒りを買ってしまった。

第一章はリトルフィンガーの悪巧みに偶然も重なり、彼が望むような混乱が生じて「ラニスターvsスターク」から五王の戦いへと発展しました。

第二章

・ティリオンの指示で、キャトリンと会う。
キャトリンには、サンサとアリアは王都で無事に暮らしていると嘘をつく。そして、王都にいる限り、娘が長生きできる保証はないと言ってキャトリンを焦らせます。
危機感を持ったキャトリンは、娘との交換のためジェイミーを王都へ向かわせてしまう。

・レンリー・バラシオン亡き後、タイレル家をラニスター側につかせる。
女王になりたがっているマージェリー・タイレルの野心を察し、レンリーを殺害したスタニスへの復讐を願うロラスも利用。
玉座を狙うスタニスの攻撃に対してタイレル家を引き込めると、後にハレンホールにいるタイウィン・ラニスターに報告。
※ハレンホールでリトルフィンガーはアリアと遭遇しましたが、彼はアリアに気づいたかどうかは議論されている最中です。


第二章はラニスターに対する貢献者。
キャトリンはジェイミーを解放し、それによって北部軍に亀裂が生じた。
七王国でラニスターに次ぐ資産家タイレルを味方につけることに成功。

第三章

・ジョフリーの婚約者の立場から解放されたサンサに近づく。

・サンサとロラスの結婚を阻止。
ヴァリスの思惑を知り、北部の鍵となるサンサをティリオンと結婚させるよう仕向けた。

・ウォルダー・フレイとルース・ボルトンをラニスター側に取り込む。
これはドラマ上では描かれていませんが、エドミュアとウォルダーの娘の婚儀を図り、そこでロブを終わらせる計画をしたのはリトルフィンガーだろうと憶測。
その提案を受け、タイウィンは計画を実行させたのでは?

第三章でサンサはジョフリーの酷さをオレナ・タイレルに話しました。
オレナは大切な孫娘マージェリーを守るため、ジョフリーの暗殺についてリトルフィンガーに相談したのでしょう。
それと同時期に、リトルフィンガーはエドミュアの婚儀を利用して北部軍を壊滅させることをタイウィンに提案した可能性があります。

ロブが死ねば北部はサンサが相続することになるので、ティリオンと結婚させることが得策だということも話したかもしれません。
タイウィンは北部をタイレルに取られたくはないので、当然同意します。
リトルフィンガーは王都を離れ、その計画をウォルダー・フレイとルース・ボルトンへ伝えたと思います。
ウォルダー・フレイへの褒美はリヴァーラン、ルース・ボルトンへの褒美は北部総督。

第四章

・ジョフリーの暗殺を協力し、サンサを王都から逃す。
ジョフリーが死んでも次男のトメンがいます。マージェリーの「女王になりたい」という願いは潰れるわけではありません。邪悪なジョフリーが死ぬだけ。
その混乱の最中、サンサを連れ出せるという準備は整っていた。

・とりあえずサンサを高巣城へ連れて行く。
サンサを安心させるため、叔母のいる高巣城に連れて行ったと思います。

・ライサ・アリンを殺害。
リトルフィンガー自身が直接手を下した、ドラマ上では唯一の殺害。
サンサにキスをしたのは、ライサが見ていることをわかった上かもしれませんが、取り乱したライサがサンサを月の扉から突き落とそうとしたのは想定外だったかも。
ライサと結婚したリトルフィンガーにとって、ライサは既に用済み。

・サンサと共に高巣城を離れる。
リトルフィンガーの目的は、とにかくサンサをウィンターフェルに置くこと。それを伏せて、サンサや谷間の諸侯ロイスに行き先を偽った。

第四章のリトルフィンガーは自分自身の目的に近づくチャンスが舞い込みます。
オレナと共にジョフリーの殺害を企てたのは、サンサを王都から連れ出せることが可能になるからです。

ジョフリーを毒殺するだけなら、サンサのネックレスに毒を仕込む必要はなく、オレナが隠し持っていれば良いことです。
わざわざサンサにそのネックレスを渡したのは、
  1. 道化となった男とサンサが事前に顔を合わせ、連れ出す際に警戒させないようにする必要があったこと。
  2. サンサを連れ出した道化を殺害した後、証拠となるネックレスを道化の遺体に残しておくこと。そのネックレスにより、サンサが犯人であることの決定的な証拠となる。

第五章

・ブライエニーのことは信用できないという印象操作。
ようやくサンサに出会えたブライエニーですが、リトルフィンガーは彼女の無能振りを語り出し、嫌悪感をサンサに抱かせた。

・サンサとラムジーの結婚は既に話が進められていた。
ジョフリーが死ぬ前から、そのような話はルース・ボルトンとの間でついていたと思います。北部総督としての地位を確固たるものにするため、ルースにとってもサンサは歓迎。
リトルフィンガーは北部を手に入れる鍵であるサンサをウィンターフェルに帰郷させる必要があった。ラムジーとの結婚は単なる手段。

・サーセイにサンサの居所を教える。
リトルフィンガーはサンサがウィンターフェルにいると教え、スタニスとボルトンの潰し合いを待って、谷間の軍が勝者を叩くという図式を説明。
あくまでもラニスター家のためということにし、サーセイの怒りの矛先が向かないようにという根回しでしょうね。

・ハイ・スパローへの告発に関し、サーセイとタイレルの両方にダメージを与えた。
サーセイとオレナの両方に味方の顔をしつつ、陥れることに加担。リトルフィンガーは娼館を失い王都から離れます。

第五章のリトルフィンガーは、北部総督になったルース・ボルトンも利用しつつ、サンサをウィンターフェルに置いておくことが目的。
ラムジーの凶悪な性格は本当に知らなかったと思います。
王都とは距離を置き、サーセイとオレナの潰し合いを静観。

第六章

・ロビン・アリンに従姉のサンサが大変な目に遭ったと報告。
サンサはボルトンに拉致されたと嘘を言い、暗にロイス公が何者かにサンサの情報を漏らしたのでは?と匂わす。

・黒の城へ逃げたサンサから信用を失ったが・・・。
ウィンターフェルをサンサが奪回したがるだろうと読んでいた。たとえサンサにそういう気持ちが強くなくとも、言葉巧みに奪回させるよう仕向けたでしょう。
谷間の軍の出撃準備は整えてあり、サンサは一旦拒否しましたが、結局頼らざるを得なくなることまで想定。
そのため谷間の軍は引き上げず、待機させていた。

そして、ようやくウィンターフェルとサンサが結びつきましたが、
  1. ラムジーが残虐だったせいでサンサからの信用を失ってしまった。
  2. ジョンが戦いで死ななかった。
  3. ジョンが北部の諸侯たちから「北の王」と宣言された。
リトルフィンガーにとっては、あと一歩のところまできてるのでしょう。
しかし、ブライエニーも彼がキャトリンに嘘を言っていたことを知っています(王都にサンサとアリアがいると言っていたのに、アリアは父の処刑後行方知れずだったから)
リトルフィンガーの嘘が全て明るみになると、スカッとしそう。







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