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デナーリスの死を予想してみた@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章のネタバレを含んでいます。未見の方は注意。


恐らく、あと500日前後で第八章がスタートすると思います(苦笑)
最終章を迎える間に、過去シーズンも踏まえて勝手な想像や憶測を書いてみます。理論と言えるほどのものではありませんけども。

どうせ待ち時間は長いですので、想像を膨らませてみるのも良いんじゃないかと(笑)



第一章は魔法の力が働き始めた


第一章の第一話と最終話に「月(氷)」と「太陽(炎)」のシンボルを示していました。
第一話のOPクレジット前に導入されたナイツウォッチの偵察シーンにて、ホワイトウォーカーによるシンボル。

「φ」に似た形ですが、「月」を示すとも言われています。
この「月」は、夜、闇、氷に通じるもので、北部自体を指すかもしれません。

そして最終話。
デナーリスがドロゴを火葬する炎の中に入り、卵からドラゴンが誕生しました。

ドロゴを火葬する際、「太陽」を示すシンボルとなっていました。
また、ドロゴの亡骸が円の中央に安置されていることで、内側の円は「月」を表すようにも見えます。


そこで、デナーリスの侍女ドリアが語っていた話。
「昔、月は2つあった。月はドラゴンの卵。ひとつの月は太陽に近づき、その中からドラゴンが誕生した」


ドロゴを火葬する際のシンボルは、その「太陽に近づいた月」という風な表現だったのかもしれません。加えて、ドロゴ自体が「お日様」でデナーリスは「お月様」でした。


火葬の時に、ドロゴから「月」と呼ばれていたデナーリスは、「太陽」と呼んでいたドロゴのそばへ行きました。
ドリアが語っていた話の通り、月が太陽に近づいたことで、ドラゴンが誕生したということになります。

で、第一話での「月」のシンボルですが、この先に何が起きるか知っている夜の王は、魔法の力が働き出すことを示していたのかもしれません。

デナーリスは女妖術師から命を救われたのかも




ドロゴが怪我を負い、デナーリスは女妖術師に治療を頼みました。
しかし、ドロゴの傷は悪化し瀕死の状態に。
そこでデナーリスは更に何とか命を救うように懇願し、女妖術師は「血の魔術」を行うことにしましたね。
「命を救うには命が代償となる」と告げ、結果的にデナーリスのお腹の子が代償になり、ドロゴは肉体が生きているだけとなった。


デナーリスは女妖術師に「お前の命を救ったのに」と憤慨しましたが、私が思うに、女妖術師の魔術によってデナーリス自身の命が救われた可能性があるんじゃないかと。
血の魔術を施す時にデナーリスが産気づいたのはそのためで、子が無事に生まれていた場合、デナーリスは出産時に命を落としていたかもしれません。

デナーリスの命を救うため、ドロゴへの効き目が半減した?

出産はデナーリスの死に繋がる?


第七章終了後から、デナーリスは妊娠するのでは?という予想が多いです。
その根拠として、デナーリスの大事な子ドラゴンであるヴィセーリオンの命が代償となり、彼女は妊娠可能になったというもの。

また、女妖術師が「西から太陽が昇り東に沈み~」は死者の世界が動き出した時を示しているかもしれず、実際に死の軍団が活動し出していますので、デナーリスは妊娠可能になった。

しかし妊娠・出産はデナーリスの死に繋がるんじゃないか?と思います。
第一章では彼女が生き続けるために、子の命が代償となっていた・・・と仮定するならば、無事に子が生まれる場合は彼女自身の命が代償となるかもしれない。

第二章、クァースの不死者の館でデナーリスは北の壁の向こうへ行きましたね。
そこでドロゴと息子レイゴに会った。
デナーリスは死者の世界へ行ったことになります。
愛する者との再会でしたが、デナーリスはドラゴンを捜し出すために二人から去る決意をします。つまりデナーリスは「生きること」を選択したことになります。


デナーリスは「西から太陽が昇り東に沈み~」を口にしました。
彼女は死者の世界が動き出した時にそちらの世界へ行く・・・という風に言ったことになるんじゃないか?と解釈もできるんですよね。

ですから、デナーリスの妊娠・出産と彼女の死はセットであろうと。

第八章は6話です。
どこまでの時間経過として描くのかはわかりません。
デナーリスが妊娠したとして、出産するまでには9ヶ月要します。
お腹が大きくなったデナーリスが戦えるか?という風にも思えますし、これはあくまでも「ひとつの可能性」という風に受け取って頂けたらなと思います。






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ブランは「Dr.マンハッタン」に似ているという説@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章のネタバレを含んでいます。未見の方は注意。



第七章のブランを見て、ある種の衝撃を受けた方も多いんじゃないかと思います。
私がそうでした。
第六章、死の軍団に襲われた洞窟を脱出し、北の壁に向かっている間に「彼はどうしちゃったんだ?」と驚くほどの変貌。

第四章にてブランの物語は原作に追いつき、第五章には登場しませんでした。
どのようにブランを絡ませていくか?という点で、D&Dはその後のブランの方向性に悩んだことでしょう。
三つ目の鴉の設定も原作とは異なっているそうです。
ということは、夜の王と同様に三つ目の鴉もドラマのオリジナルということになります。

ブランは「ウォッチメン」のDr.マッハッタンに重ねてる?




ファンの中には、ブランは「ウォッチメン」のDr.マンハッタンみたいな設定にしているんじゃないか?という意見があります。

Dr.マンハッタンというキャラクターは、一種の神的存在だそうです。
人類をはじめ宇宙全体についての知識が豊富で、彼はそのために人類から距離を置いている。そして彼の周りで起きる出来事と繋がることはないらしい。

私個人「ウォッチメン」を知らないので調べてみました
そこに記述されている中で、ブランと重なっていると思われる部分を引用しますと、
生者と死者の間に、分子レベルでの差異はない。
僕にとっては、全く興味のない事象だよ。

時間を一定方向のマクロな流れでしか感知できない他の人間に対して、曖昧な在り方をする原子レベルのミクロの視点で世界を見ている。
このせいか過去・現在・未来において自らが同時に存在しているかのような発言をしており、未来の姿を漠然と呟く姿は本作を象徴する場面の一つである

Dr.マンハッタンは自分が知らない事実はこの世にはなく、やがて人間性を失っていくというキャラ(元は人間なので人間の心の極一部は残ってるらしいけど)
そして、Dr.マンハッタンは四次元的に事象を捉えてるらしい。
第七章のブランを見た限り共通点はありそうです。

もっとも、D&Dは三つ目の鴉となったブランの方向性を考えた際、Dr.マンハッタンをインスピレーションしたと語っていたらしい。
ブランとキャラを重ねてるのは確かのようです。

ブランの能力


ブランはリトルフィンガーに「混沌の梯子だろ?」と言い、驚かせました。
その言葉をブランの台詞として採用したのは、恐らく玉座の間でヴァリスと二人きりの時に話した言葉すらブランは知っているということを示すためだと思います。

つまりブランは、「ここだけの話」という内輪での会話さえ知っていると。

しかし、第七章のブランは死の軍団を偵察している以外、特に際立った動きは見せていませんでした。
しかも過去へのフラッシュバックは目的や意図がないと、ブラン自身が見たシーンの意味を把握できないことを示しました。
サムからレイガーとリアナは結婚していたという情報により、フラッシュバックで確認して初めて物事の流れが理解できたという具合ですね。

サムが本などから得た情報を基にブランが具体的に確認を行うだけなら、彼は「Google」のようなサーチエンジン的な存在でしかなくなります。
ブラン自身は言わば「全ての場所にいる存在」なのですが、彼の能力はまだ完全ではないということでしょうか?

ブランは重要なキャラクターのはず




ドラマに於いても色々と物事が動き出したのは、ブランの件がキッカケでした。
彼は物語の視点の一人であり、ジョジェン・リードが命をかけて三つ目の鴉のもとへと連れて行かねばならない人物でした。

第四章で原作に追いついたブランは、第五章で登場しませんでした。
彼をどのように物語に関連させていくかは考え抜いたでしょうが、第七章では扱いの小ささに息切れを感じさせました。

ブランの力をもってすれば、サーセイの思惑や計画さえ秘密にはならない。
しかし、ジョンたちはそれを知らないままということにしたいでしょう。
欺瞞や裏切りといったことがドラマには不可欠な要素であり、全てを知っているブランの位置づけをどうするのでしょうかね?

Dr.マンハッタンの有名な台詞が(たぶん)、
「I am tired of Earth. These people. I am tired of being caught in the tangle of their lives」(地球に疲れた。人間どもに。ゴタゴタに巻き込まれるのはウンザリだ)
・・・と同様に、ブランも死の軍団との戦いに「どうでもいい」という境地になってしまうんじゃ?とか(苦笑)

それはそれでアリかもしれない。







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夜の王とはどう戦うのか?@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章のネタバレを含んでいます。未見の方は注意。


夜の王に関する情報が極少のままドラマは進んできました。
彼らの描写が少なく、死の軍団は話さない。
一体何を目的として動き出したのかさえ誰もわかりません。
ただひとつわかることは「壁を越えて南下しようとしている」ということだけです。

当ブログで、夜の王が向かっている先はココでは?という予想も紹介しました。
最終章で夜の王の目的が明確になるでしょうが、最後の最後まで彼らはなぜ南下してくるのか闇に包まれたままでしょう。



ドラマで夜の王が初登場したのは、第四章です。
クラスターの最後の赤ん坊をホワイトウォーカーにしたシーンですね。
ジョンやデナーリスたちの描写時間に比べると、夜の王の登場シーンは本当に僅かです。
しかし、その僅かなシーンから様々な重要なポイントが示されているのでは?と、ファンは躍起に予測や仮説・理論を打ち立てています。

このように謎に満ちたキャラクターとして、夜の王のカリスマ性が高まりました。
原作とは異なるキャラクター設定にしたことは、「ゲーム・オブ・スローンズ」として上手くハマったと思います。
悪役の位置づけながらも、「夜の王」のファンが多いですね。
私も魅了されてます(苦笑)

夜の王は火に弱くない


第五章の堅牢な家。
炎の中から現れたホワイトウォーカーで明確になりましたが、ホワイトウォーカー自体は火に弱くはありません。
しかも夜の王は炎をコントロールすらできるようです。

第六章、三つ目の鴉とブランたちがいた洞窟に夜の王らが入ってくるシーン。

侵入を防ぐために森の子らは出入り口の周りに火をつけましたが、夜の王が炎の中へ進もうとした時、炎は一瞬消えました。

そして第七章、夜の王がヴィセーリオンに向かって氷の槍を投げる前のシーン。
炎が燃え盛っています。


その炎の中を歩く瞬間、炎は小さくなりました。


このことから、炎は亡者にしか効き目がないことがわかります。

ヴァリリア鋼の剣はどうだろう?


ホワイトウォーカーは、ヴァリリア鋼の剣かドラゴングラスで倒せますね。
夜の王は森の子らが一番最初に誕生させたホワイトウォーカーだという話があります。
しかし、彼が他のホワイトウォーカーと同様にヴァリリア鋼の剣、ドラゴングラスで倒せるかは不明です。

その初代ホワイトウォーカーがどのようにして夜の王となったかはわかりませんが、かなり高度な能力の持ち主であろうと思われます。

まず、ドラゴングラスを使うことなくホワイトウォーカーにできる(クラスターの赤ん坊、ヴィセーリオン)
人間の死者を立ち上がらせ、完全に統率する能力。
グリーンシーサーとしてブラン以上の能力がある。
過去や別の場所の現在だけじゃなく、未来も見えるため何かを計画しているようです。

未来がわかるということは、夜の王は事前に人間の動きは把握できるということです。

やみくもに戦うだけではダメかも


単純に亡者(悪)vs人間(善)という戦いにはならないでしょう。
視聴者の私たちも混乱に巻き込まれると思います。
それは何か?と言うと、馴染み深いキャラクターが亡者に加わる可能性があるからです。
複雑な心境になるシーンが展開することにもなるでしょう。

そんな中で、やはり重要な役割にあるのがサムではないか?と思います。
夜の王はウェスタロスをどうしようっていうのか、その目的を知ることがやはり肝心な気がします。
夜の王がサムを生かしてたということも重要なことです(第二章、第三章でサムはホワイトウォーカーから殺されなかった)

余談:夜の王の中の人

第六章で森の子らからドラゴングラスを刺し込まれた最初の人々の男。

その男を演じたのはドラマに於いて多くのスタントを担当してきた方だそうで、初めて顔がしっかり映ったことになります。

スタントしたひとつに、同じく第六章でブランと三つ目の鴉がフラッシュバックした「喜びの塔」でのシーン。
若きエダード・スタークが到着し、ターガリエンの王の楯アーサー・デインがいました。
そしてアーサー・デインとの対決。
その対決のシーンで、アーサー・デイン役としてスタントをしたそうです。







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