awesome的な

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更に洞窟の絵を検証@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章のネタバレです。未見の方は注意。



前回「洞窟の絵は何を示していたのか」でも書きましたが、ジョンがドラゴンストーンの洞窟で発見した絵、シンボルについてです。
個人的に解釈したものですので「信憑性があるのか?」と問われたら「ない」(苦笑)


太陽と月


森の子らが描いたとみられる絵には特徴がありますね。


そこで、一説によると・・・

これらのように、太陽と月を描いているパターンが見受けられます。

では第一章を思い出して欲しいのですが、第一話の冒頭、3人のナイツウォッチが壁の北へ出向き、野人の偵察を行っていました。
その中の一人が発見した妙なシンボル。

「月」のシンボルに似ています。

これは、ホワイトウォーカーが動き出したという印とも言われていましたが、「月=氷=闇」という風に繋がるかもしれません。

そして、同じ第一章ですが、最終話です。
亡くなったドロゴを火葬する際、ドラゴンの卵を供え、デナーリスは炎の中へ入っていきました。そのシーンです。

「太陽」のシンボルに似ています。
これも「太陽=炎=光」に繋がると思います。

このことから、振り返って考察すると「月」で始まり「太陽」で終った第一章
ホワイトウォーカーとドラゴンが再び動き出したことを示したのかもしれませんね。

「太陽=ターガリエン」「月=スターク」


「太陽=ターガリエン」と解釈した場合。
ウェスタロスで唯一エイゴンに勝ったのはドーンのマーテルです。マーテルの旗印は太陽に槍が刺さっています。
関連してるかは「わかりません」けど(苦笑)


そして、デナーリスのシーンでよく見かけた構図。

デナーリスが中心点になり、サークル状で取り囲むようなシーンが何度か示されました。
この構図は第六章の「落とし子対決」の際、ジョンにも用いられました。その最終話で、ジョンがターガリエンの血も受け継ぐということが明らかになった。

一方、「月=スターク」ですけど、第一章からスターク家はバラバラになりました。
やがて、サンサは第四章で王都を脱出し、リトルフィンガーの思惑でウィンターフェルに向かうことになった時の衣装。

胸のペンダントが「月」のシンボルです。
その衣装でサンサはウィンターフェルに帰ってきました。
これはサンサが戻ることの重要性を示していたんでしょう。
第六章以降、サンサの強い意志でウィンターフェルを奪回し、生き残った家族が戻ってきたという流れでした。

ウィアウッド


森の子らが必ず描くシンボルとして、スパイラルがあります。
それは心の木=ウィアウッドだろうとする意見が多いです。


ブランがフラッシュバックした際、森の子らによって最初の人々の胸にドラゴングラスを刺し込むシーンで登場したウィアウッド。
その木はイーストウォッチの北の方に位置していることがわかりました。
大きな石を並べてスパイラル状にしています。

ホワイトウォーカーも同じように、馬の死骸でスパイラルを描きましたね。
森の子らとの繋がりを示すものでしょう。

思うに、壁の絵で描かれた「太陽」と「月」の間にある巨大なウィアウッドは、元々ウェスタロスの中央に存在していたのかも。
その木自体がスパイラルのように生い茂っていたのでは?
しかし木は伐採されてしまった。
七神信仰のアンダル人上陸後、虐げられた森の子らは壁の向こうへ逃げるしかなかった。
そこで森の子らは木の周りに石を並べ、模倣して崇めていた可能性があります。

で、現在「太陽」と「月」の間と言えば―
ジョン・スノウ

ナゾな3人は何だろう?


前回も触れましたが、洞窟に描かれた人間らしき絵。
最初の人々だとジョンは解釈していましたけど、過去の出来事と未来が重なってるという風にも解釈できる絵です。

特に宇宙人に見える謎の絵です。


①はジェイミーではないか?と憶測しました。
その姿はラニスター兵に似てると気づきましたが、どうですかね?
ジェイミーが兵士の格好をしてるのではなく、ラニスターであることを兵士の姿で象徴させているのかもしれないです。
根拠はありません(苦笑)


②はちょっと不明。ハウンドかな?とも思えたんですが、格好からはわからないです。

③は以前ジョラー・モーモントかな?と憶測しました。

んん~、かなり無理があるかのぅ~(苦笑)

そして、その絵の3人の足元に描かれているシンボルがあります。


スパイラル(ウィアウッド)と「月」??
このことから、ホワイトウォーカーと戦うことを示してるのか、ホワイトウォーカー側についたのか、解釈は色々とできてしまいますね。

長くなってしまいましたが、以上です。








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なぜハウンドは火を怖がるか@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章のネタバレを含んでいます。未見の方は注意。

Cleganebowlという理論


ずっと以前からファンの間では「Cleganebowl」という理論があるそうです。
その「Cleganebowl」とは、クレゲイン兄弟の決着。


それを待ち焦がれているファンは、第七章最終話の予告編を見て「いよいよマウンテンとの決闘か!」と期待していたようです(苦笑)
ハウンドがドラゴンピットで剣を振り上げていたため、勘違いしてたらしい。

ハウンドは長らく兄マウンテンを憎んでいたことは、ドラマでも描写されていました。

第四章でハウンドがアリアに話した内容:
幼い頃、ハウンドが兄の玩具で遊んでいたら、火に顔を押し付けられ大火傷を負った。
それ以来ハウンドは兄を憎み、そして火を嫌うようになった。

そして第七章の最終話。
ドラゴンピットにサーセイ側とデナーリス側が休戦の話し合いとして集いました。
そこで、ハウンドとマウンテンが睨み合った。
ハウンドは「What did they do to you?(何されたんだ?)」と変わり果てた姿のマウンテンに言いながら近づき、「Doesn't matter. That's not how it ends for you brother. You know who's coming for you. You've always known.(どうでもいいけどな。そんな終り方ではないもんな兄貴。誰がアンタに(死を)もたらすか知ってるもんな。アンタは常に意識してるはずだ)」と語りました。

これらの絡みで、クレゲイン兄弟の決着が最終シーズンに起きるだろうと、誰もが予測したと思います。

ハウンドが火を怖がる重要な理由?



前置きが長くなりましたが、ハウンドが幼少時代に兄マウンテンに顔を火につけられた出来事。
マウンテンは自分の玩具をハウンドが勝手に使って遊んでいたため、腹を立てて幼い弟の顔を火の中に押し付けた・・・という風にドラマ内でも説明されてました。
マウンテンの性格なら有り得ることで、納得できてしまいます。

しかし、中にはこのような憶測も――
幼い頃のクレゲイン兄弟
ハウンド 「えい!やー!兄上参ったか!!」(玩具で戦闘ゴッコをしている)
マウンテン「おい!オレの玩具を勝手に使うな!」
ハウンド 「今ね、その火にボクが兄上と戦って、ボクが勝ったところが映ったんだよ」
マウンテン「はぁ~??その火が何だって??もう一度良く見てみろ!」
(マウンテンはハウンドの顔を火に押し付けた)
マウンテン「お前がオレに勝つわけねぇーだろ!!お前はここで死ぬんだからな!」
ハウンド 「兄上!熱いよ~!!」

――ということではなかろうか?と。

ハウンドは幼い頃、火の中でヴィジョンを見たというもの。
それ以来、火傷の痛みという肉体的苦痛と精神的苦痛により、火を見ること自体を恐れるようになったと思われます。
火を見ると、何か忌まわしいものを見てしまうのではないか?という恐れ。

火の中に映ったヴィジョンは将来起きることですが、その場で原因にもなった。
「原因と結果」は同時に存在してるということです。
ですから、火にヴィジョンが映し出された場合、そこから逃れられないことをハウンドは承知している。だからこそ火を恐れているのかもしれません。

ミアのソロスに促され、暖炉の火を見た時、イーストウォッチと矢じりの形の山を見ました。彼らはそこへ行かねばならないと判断した。
結果的に、そこはミアのソロスが終る場所だった。

ハウンドがマウンテンと戦うのは使命?



ベリックと決闘裁判を行い、炎の剣を打ち砕き、ハウンドの剣はベリックの身体を切り裂きました。それは重要な意味があったかもしれません。
そして、ブライエニーとの決闘で瀕死の重傷を負った。
彼は死んだものと思われていましたが、第六章でブラザー・レイによって傷を癒し復活を遂げました。

ハウンドは兄を倒す使命があり、死ぬわけにはいかない。
ではなぜ、ハウンドはマウンテンと戦わねばならないのでしょうか?

今のマウンテンは、クァイバーンによって再起動させられた人造人間です。
そんな状態のマウンテンと戦うことは、ウェスタロスの運命にも繋がる意味があるのかもしれません。
ハウンドは単に個人的な憎しみでマウンテンと決闘するかもしれませんが、物語上に於いても何か重要な理由があるんじゃないかと思います。







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ヴァリスの謎@ゲーム・オブ・スローンズ

第七章のネタバレも含んでいます。未見の方は注意。



ヴァリスに関しては謎が多いですね。
それも最終シーズンで明らかになるでしょうが、2019年まで待たなくてはなりません。
そこで長らく待つ間、勝手に「仮説」を立てた上で過去シーズンも踏まえて検証してみたいと思います。


仮説:ヴァリスはウィアウッドと繋がっている

世界的に有名な理論としては「ヴァリスは人魚」というものがあるんですけどね(苦笑)
ジョークとしては面白いですが、私はあくまでドラマに沿った線で考えます。

では、「ヴァリスはウィアウッドと繋がっている」の考えに及んだ根拠を挙げてみます。

根拠1:
第一章
ブランを暗殺しようとした刺客が持っていた短剣の件で、キャトリンは限られた者を集めウィンターフェルのウィアウッドの前で色々と話をし、短剣の持ち主を調べることに。
そして彼女はロドリックと共に、忍んで王都へ向かいました。
その王都へ来ることを事前に知っていたのは、リトルフィンガーとヴァリス。

特にヴァリスは、ヴァリリア鋼の短剣について調べるため、キャトリンが王都へ来ることを知っていました。
ヴァリスの”小鳥”と言えども、ウィアウッドのある敷地内には容易に入ることはできないでしょう。考えられるのは、ウィアウッドを通じてヴァリスが知ったのでは?
彼は風などを通し、囁やきが聞き取れるかもしれない~~とか(苦笑)

根拠2:
第三章
ヴァリスはティリオンに、少年時代に遭った去勢のことについて話をしました。
その時、「青い炎が上がり、中から声が聞こえてきた」と語っていました。
まず、光の王なら青い炎ではないだろう――ということ。
そしてティリオンが影響力のなさを話した際、ヴァリスは「私は植物を育てるようにし、ツルを伸ばしてきた」と、自分の行動を植物に例えたこと。

ウィアウッドは根を情報網のように繋げ、あらゆる場所の情報を共有していると言われています。ヴァリスは去勢されたことで新たな才能が開いたとエダードに語っていたように、ウィアウッドと繋がる能力を有した可能性があります。

根拠3:
ヴァリスは度々、「国家に仕える」と語っています。
そして、権力者が弱者を虐げない社会を望んでいます。
彼の目的が「平和」であり、それを実現してくれる者がトップになるよう動いてきました。そのためには、権力を有する場所にいなくてはならない。
ウィアウッドと森の子らが直接関わることができない場所に、ヴァリスは辿り着いたことになります。

ヴァリスは誰よりもウェスタロスの安定を望んでいる人物。
なぜ自由都市出身の貧しい少年だった人物が、他の土地に於いて崇高な理想を掲げながら行動してるのでしょう?
その崇高な理想は、森の子らと同じではないでしょうか?

なぜヴァリスはウェスタロスの平和を求めているのか

単なる理想家ではなく、ヴァリスが青い炎によって自分の最期を知った可能性があります。それは混乱の世界が死を招いたという有様だったかもしれません。
少年にとっては、信じ難い死に様だったのでしょう。
一緒にいた妖術師は、既に世の中は混乱しているため、死ぬことを促した可能性があります。それでヴァリスは腹いせに「生きぬいてやる」と誓った。

少年のヴァリスは、世の中が安定し平和になることによって、死を避けられると悟ったのではないでしょうか?
青い炎の主はショックを与えることで、ヴァリスがそのように動き出すことを知っていたかもしれません。
それで、情報が如何に重要であるかも悟らせた。

なぜヴァリスはターガリエンを支持してたのか

恐らくは、比較的社会が安定していたエイゴンの時代を取り戻すことが近道だと思った可能性があります。
狂王エイリスは恐怖と混乱に陥れましたが、彼の長男レイガーには理想の国家を築けるだけの素質があったでしょう。
しかし、レイガーもロバートの反乱時に殺害された。
ロバートが王座に就いてから、グレイジョイの反乱を除けばまずまずの社会でしたが、彼は酒浸りの王。

ヴァリスはあくまでもターガリエンに希望を見出そうとしていたと思います。
ただ、亡命中であったヴィセーリスの性格については詳しく知らなかった。

第一章、ロバートがデナーリス殺害の指示を出した際、「反対するエダードをヴァリスは逆に説得してたではないかー!」と思われるでしょう。
当時はヴィセーリスを重要視しており、妊娠したデナーリスのせいでカール・ドロゴが動かなくなると思っていたからで、デナーリスはかえって足かせになると判断していたためです。

結局ヴァリスは死ぬのだろうか?

第七章でメリサンドルが示唆していました。

「あなたと同じように、この奇妙な国で死なねばならない」

彼女は自分とヴァリスの最期を知っているようです(ただ彼女の予言への解釈は正しいとも限りませんが)

メリサンドルが何のためにヴォランティスに戻ったのかは不明です。
最終シーズンは6話。
もう、何か新しい種をまく段階にはありません。むしろ、まいた種が育ったものを刈り取るのみです。
今後、新たな展開としては主要なキャラの多くが北部へ集結すること。
ウィアウッドが比較的多く残る北部へ辿り着いたヴァリス。
何かが明かされる可能性がなきにしもあらず。

ブランがヴァリスの役割を知るのか、ヴァリス自身が気づくのかはわかりませんが、彼は自分の役割が北と繋がっていたことがわかるかもしれない。
ヴァリスは予言通りに死ぬ可能性はありますが、最終的にヴァリスは死を抗うのではなく、受け入れるかもしれない。
死は尊いものとして訪れるのではないでしょうか。



ちなみに、「炎=闘争」「氷=復讐」とも言われてます。
平和主義者のヴァリスですが、去勢した妖術師への復讐を行いました。

以上でございます(苦笑)






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