awesome的な

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

キャラクターへクリスマスプレゼントをするなら?@ゲーム・オブ・スローンズ

ネタですけど、面白い記事があったので紹介します。

「もし、GOTのキャラクターへクリスマスプレゼントを贈るなら、何を贈る?」という話から。

★サーセイ・ラニスターへの贈り物
・「数独パズル」
サーセイの左脳を刺激することができるだろう。それによって、自分の感情で先走った判断が緩和されることを望みたい。

★サンサ・スタークへの贈り物
・「ミシン」
裁縫が得意な彼女の腕を更に上げ、ファッション界でのキャリアアップに繋いで欲しい。

★ブラン・スタークへの贈り物
・映画「ホーム・アローン」と「ホーム・アローン2」のDVD
悪党から自分の家を守るため、自分の持つ知識が如何に役立つかという事例として参考になるだろう。

★ジョン・スノウへの贈り物
・「ゲーム・オブ・スローンズ」の第一章~第六章までのDVD
彼は”何も知らない”ので、第三者的な目で物語を見ることを奨めたい。

・「友人を作る方法」と「人に影響を与える方法」に関した本。
北の王として参考になるのではないか?と思う。

★ハウンドへの贈り物
・「皮膚軟膏」
実用的なものが良いと思うので。

★デナーリス・ターガリエンへの贈り物
・「防炎服」
燃え盛る炎の中から出てくる度に、もう裸にならなくても良くなる。

★ダヴォスへの贈り物
・大量の「ウェットティッシュ」
戦の前の散歩で、用を足した時に使ってもらいたい。スッキリ爽快な気分で戦場に立てるだろう。

★ミーラ・リードへの贈り物
・「スノーモービル」
これで楽々ブランを運べる。

★シオン・グレイジョイへの贈り物
・「彼のお気に入りの玩具」


さぁ、貴方なら誰に何を贈りたいですかっ?





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素朴な疑問シリーズ:第二章編@ゲーム・オブ・スローンズ

まず、第二章に係わってくる重要な歴史「ベイロン・グレイジョイの反乱」
その反乱についても、ドラマでは具体的に描いていません。
細かしい解説はできませんが、ザックリと説明します。

ドラマの物語が始まる9年前、ベイロンは鉄諸島の独立を目的として王室に反抗を開始。
これを王ロバートは反逆とみなし、対抗することを決定。
最初の戦闘は、バリスタン・セルミーとスタニス・バラシオンによって戦われた。
パイクではロバート・バラシオンとエダード・スタークによって戦われ、都市を包囲されたベイロンは再び王ロバートに対し、忠誠を誓うこととなった。
エダードは、ベイロンにとって唯一生き残った息子シオンをウィンターフェルに連れて行った。

シオンが語る「ベイロン・グレイジョイの反乱」


ドラマでは既にシオンがウィンターフェルで育ってきた状況で始まっていました。
ベイロンの反乱を知らない状態で第二章を見ますと、シオンが選択したことの意味がイマイチわかりにくいので、あえて「ベイロン・グレイジョイの反乱」について取り上げました。

ここから「素朴な疑問」です。

◆グレイジョイの反乱の後、エダードがシオンをウィンターフェルに連れて行ったのはどうしてですか?

王ロバートは敗北したベイロンを鉄諸島の領主とする条件を出した。
それは、ベイロンにとって唯一生き残っている相続人(息子)シオンをエダードによって育成させる目的で、ウィンターフェルに置くことでした。
エダードとロバートがジョン・アリンの元で育成されたことと同じですが、それによって北部と鉄諸島の停戦状態が維持できるということも含まれていたでしょう。
ベイロンが再び王ロバートに対して反抗した場合、シオンは見せしめに処刑される人質という側面も否定はできない。

◆シオンはどうしてロブを裏切ったのですか?

彼はスターク家の子供たちと同様に育ってきた。
エダードの死によって北部が決起した時、シオンはスターク家と同じ気持ちになっていたでしょう(ラニスター家への復讐)
ロブもまた、シオンをスターク家の家族として接してきたので、シオンを心から信頼している部分があった。それが間違いであったということ。
シオンはスターク家の家族同様に育ったとは言え、”グレイジョイ”なのです。
鉄諸島に戻ったシオンは、自分が鉄の民だということを思い出した。
「北の王」と北部の諸侯から宣言されたロブに羨望する気持ちが湧き、自分は鉄の民として栄光を手にしたいという欲求が生じたのだろう。

◆なぜベイロンは北部への攻撃を命じたのですか?

・シオンが戻ってくる以前から、ベイロンは北部への攻撃を計画していた。
それは、強固な基盤を確立させる目的とシュタルクの権威を損なう目的があった。
ヤーラとシオンに襲撃させた場所は海に近く、他の北部の城塞とは離れている。
ロブたち北部の諸侯たちは南進している最中なので、彼らの軍隊が応戦できないと睨んだ。

・自分をねじ伏せたロバート・バラシオンもエダード・スタークもこの世にいない。
捕らわれてたシオンも帰還し、ベイロンにとって懸念することがなくなった。
シオンを鉄諸島に行かせたのは、ロブの大きな過ちだった。

・鉄諸島は資源が乏しく、土地を拡大させる必要がある。
北部は無防備なところが多く、特に北の王ロブを筆頭に北部軍が南進していた時期を利用することが賢明であると判断した。

◆ハレンホールで、アリアはどうしてタイウィンの名をジャクェンに言わなかったの?

・基本的なことを言うと、原作ではアリアがタイウィンに仕える設定ではない。
もしもドラマでタイウィンを暗殺してしまうと、原作とはプロットが完全に異なり回復不能になる。

・アリアはジャクェンを信用していなかった。
ジャクェンが高度なスキルを持つ暗殺者であるとは知らなかった。
一人目の名前を告げた時はお試しみたいな感覚。
二人目と三人目はタイウィンの名前を告げる状況ではなくなっていた。






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素朴な疑問シリーズ:第一章編@ゲーム・オブ・スローンズ

目下、スターチャンネルでは「全六章連続放送」として、水曜の夜に二話ずつ放送している最中。
初めて第一章を見た時に、沢山の登場人物に混乱し、ストーリーを追うだけで必死だった方も多いと思います。

私もそうですが、ドラマだけですと物語の細かい背景を知らないままです。
ドラマの第一章では、台詞の中で説明している場合がありますが、「言ってることの意味がわからない」という台詞に出くわすことも。
そこで、ドラマでは具体的に描かれていない点を説明したいと思います(前置きが長くなりますが)

◎キャトリンはエダードの兄ブランドンの婚約者だった。
中世の時代と同じく、結婚は貴族間の同盟を築く上で重要なことだった。スターク家とタリー家も同様であり、両家の同盟を確たるものにするため、キャトリンはブランドンと婚約していた。
ところが、レイガー・ターガリエンがリアナ・スタークを奪い去ったことにより、ブランドンは即座に王都へ向かい、レイガーの死を望み、リアナの解放を要求。
王エイリス(狂王)はブランドンを拘束し、彼の父リカード・スタークを反逆者として捕らえ、結局二人は殺害されてしまった。
そのような悲劇が起きてしまいましたが、聖なる誓いと両家による忠誠のため、キャトリンはブランドンの弟エダードと結婚した。

◎リトルフィンガーは、何度かエダードの兄ブランドンと決闘していた。
リトルフィンガーが勝ったことはなかったようです。
ドラマの第一章、エダードが赤の王城に到着し、王の手として初めての小評議会でリトルフィンガーと顔を合わせました。
その際、リトルフィンガーは決闘の時の胸の傷があるという話をしていました。

キャトリンがエダードの兄と婚約していたということはドラマではわかりませんし、リトルフィンガーの傷云々の台詞を聞いて「??」
その台詞の意図がわからず疑問に思い調べ「そういう経緯があったのか」と思ったので、書かせて頂きました。

ここから「素朴な疑問」

◆ネッド(エダード)が「冬来たる」と、何度も言うのは何故ですか?

1)、脱走したナイツウォッチの処刑の場へブランを連れて行くことを反対したキャトリンに「冬来たる」と言いました。
これは第一に、スターク家の標語をキャトリンに言うことで、「ブランはスターク家の一員である」ということを思い出させる側面があったと思う。
第二に、夏しか知らないブランの幼少期は終わるということへの隠喩。

2)、次にネッドは弟ベンジェンに「冬来たる」と言いました。
この場合は、夏が終わり長い不吉な冬が来ることで、ナイツウォッチのベンジェンに警戒を強めなければならない時がやってきたと示していると思われます。
脱走したナイツウォッチの青年がホワイトウォーカーを目撃した話にネッドは半信半疑ながらも、壁の向こうに生息しているはずの大狼の死骸があったり、恐ろしい冬の再来を予感していたことは確かだったでしょう。



【原作者ジョージ・R・R・マーティンによる話から】
スタークは悲観主義ではなく、実用的な人たち。
彼らは家族を愛しています。
もし、彼らが暗く恐ろしいことに敏感なら、それは幸福を維持し、生き残るための危機管理です。
ドラマで描く物語の前、ネッドには多くの悲劇が起こりました。
ネッドは、悪いことが容易に起こること経験して知っています。

◆リトルフィンガーがネッドを裏切ったのは何故ですか?

・リトルフィンガーがやっていることは「紛争の火種を作ること」
その紛争が生み出す、自分にとって優位な機会を得ることが目的。
ジョフリーをはじめとするサーセイの子供はロバートの子ではないという”正しい情報”をネッドに提供し、それを主張することを推した。当然、それを否定するラニスター家とは紛争が起きます。

・リトルフィンガーは、最初からネッドのために動いてはいないので「ネッドを裏切る」ということにはならない。すべて自分のために行動している。

◆キャトリンはジョンを本当に憎んでいたのですか?

原作の本には「彼女は、自分が知らないだけでネッドにはまだ落し子が存在しているかもしれないが、ジョンは目の前で成長している。しかもジョンは、自分の子供たちよりもネッドに似ている」とあります。
ジョンは容姿だけではなく、性格までもネッドに似ている。
落し子でありながら、ジョンが自分の子供たちへ影響を与えるのでは?と心配していたため、ジョンがナイツウォッチになると知り安堵しました。
彼女は高貴な女性であり、複雑さも持っています。
ジョンがナイツウォッチとなるべく旅立つ日、キャトリンは憎しみを込めた言葉をジョンに投げかけ、その後に涙を流す。
彼女はジョン自身に何ら罪がないことは承知しています。しかし、ネッドの不貞に対する怒りをジョンへ向けざるを得なかった。
その罪悪感も彼女を苦しめていた。

◆リトルフィンガーはネッドに対し、キャトリンを奪われた復讐をしたのですか?

リトルフィンガーは視点にはなっていません。
だから、彼が何を考えているのか読者も視聴者もわからない。
確かに彼はキャトリンに好意を寄せていたが、今彼が求めているのは「力」
まず王都で「ロバートの反乱」で中心になっていた、ロバート・バラシオン、ジョン・アリン、エダード・スタークの影響力を阻止。
「混沌は梯子」と語ったリトルフィンガーは、自ら混沌を創り出している。
ネッドはその梯子から落ちてしまった。
そもそも、リトルフィンガーがキャトリンと一緒になれなくて憤慨したのは、社会的階級という壁に阻まれたことに対するものだったと思う。
それが彼の野心を高めさせた。







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