awesome的な

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をより楽しむことを目指しています。写真の合成加工作品も掲載。

まったり展開の「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」ですねぇ

簡単に言えば、今の時点では映画「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」みたいなものです。
酔っ払って寝ちゃって、目を覚ましたらトンデモないことに!というのが共通していまして(苦笑)
異なるのは「何故かニワトリやトラがいた」のではなく、「何故か死人がいた」ということですね。

さて、二週目も見ました。
ドラマの演出手法(というのか)は、ちょっと不安感を抱かせるような演出ですかね?
視聴者が主人公に感情移入することは今のところないでしょう。
「変な女に関わったがために、アンラッキーだったな」という感じで。
彼の視線を表すカメラの動きを通じて、妙にドキドキさせられる演出は素晴らしいと思いますが、それ自体がゆっくりなので「だから何だ??」という風にイラつく人もいそうですが。
登場人物は総じて、やる気がなくてダルそう(苦笑)

主な登場人物:
主人公・・・弁護士から喋るなと言われてるので、それに従ってる最中。
弁護士・・・足の湿疹に苦慮している。
刑事・・・・・親切で有能らしい。
主人公の両親・・・色々戸惑っている。息子は無実だと信じている。
警察・・・主人公の家で家宅捜査。主人公の兄弟のPCまで押収。
被害者の義父・・・被害者と交流はなし。身元確認をし、手続きをする。

二週かけて、これだけですね(苦笑)

特にエピソード内に「おっ!」という山場があったり、転調するような捻りがあったりはしません。
容疑者となると、このような手続きを踏んでいきますよ~という感じで、粛々と展開してます。
全8エピソードらしいんですが、4分の1が終わった段階で「たったこれだけ?」

主人公が犯行に及んだか否かは、視聴者もわかりません。
「たぶん、真犯人は別にいるんじゃないの?」と思うんですが、何か印象操作でそう思わされてるだけかもしれないし。
もし真犯人が別にいるのなら、誰がどのように犯行に及んだの?ということになりますが、そっち方面に話が進んでいく気配はないですね。今のところですけど。
弁護士も主人公の話や主張を聞こうとはしません。たまたま警察署で拾った事件だし、足の湿疹を何とかしたい。

「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」はゴールデン・グローブ賞最有力ぅぅぅ~!と言われてるので、これからの展開に期待します。






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素朴な疑問シリーズ:第三章編@ゲーム・オブ・スローンズ

第三章は印象として、先日も触れました「キャスタミアの雨」ですね。
いろんなエピソードがありながらも、第三章はたったひとつのエピソードの衝撃があり過ぎて、それしか記憶にないという方も多いと思います。

ネタバレを含んでいます。



◆ウェスタロスの”おもてなし”の法律やルールは何ですか?

・ウェスタロスには「ゲストの権利」というものがあります。
パンと塩を提供し、ゲストがそれを食べた時点から「ゲストの権利」が有効になります。
これは、たとえ相手が敵であってもゲストの権利は絶対なのです。
ホスト側は、ゲストの安全を保障しなくてはなりません。

・ゲストを保護するという伝統は、親しい者、尊敬する相手に限らないことです。
貴族は国家指導者でもありますので、敵対する者と交渉する場合もあります。
その時、敵対する者に対しても安全を保障せねばなりません。

◆ロブがカースターク公を人質にせず、処刑したのは何故ですか?

・ロブがカースタークを処刑した理由は、ラニスターの人質を殺害したからです。
当時スターク家は、ラニスターに妹たちが囚われていた(正確にはサンサ一人だけれど、アリアも含まれていると思っていた)
そういう意味で、何の罪もないラニスター家の少年を殺害することは、即ちロブにとって妹たちの命を危険に陥れる行為と捉えた。

・ロブは短期的な戦略には長けていたが、長期的戦略は劣っていた。
長期的戦略を見誤ったから、カースタークを処刑した。
彼は戦いに勝ち続けてきたが、戦争を失った。

・彼は若かった。
だから、何も理解していなかった。
ロブはウォルダー・フレイを理解していなかった。
シオン・グレイジョイを理解していなかったし、ベイロン・グレイジョイも理解していなかった。
母親のキャトリンを理解してなかったし、叔父のエドミュア・タリーを理解していなかった。
ロブはルース・ボルトンを理解していなかった。
そして、カースタークを理解していなかった。

◆ロブがウォルダーの娘と結婚する約束を破ってなければ、生きていますか?

・あのような事態(レッド・ウェディング)は起きなかったかもしれないが、ロブが戦争で不利な状況になっていればウォルダーの性格からして何とも言えない。
ウィンターフェルが侵略された時点でウォルダーにとっては旨味のない婚姻。
北部を失った北の王ロブを有難がることはないだろう。

・ウォルダーはロブが娘と結婚しなかったことについて、大した問題ではなくなっていたと思う。
なぜなら、ウィンターフェルは鉄の民によって侵略され奪われた。
ロブはウィンターフェルの城主ではなくなり、「北の王」とは名ばかりになっていた。
むしろ、リヴァーラン城の主であるエドミュア・タリーとの婚姻の方がウォルダーにとっては最良だったのでは?
「もしも」と仮定しても、様々な要因が絡み合っているので、ウォルダーの娘と結婚したか否かは関係なく殺害されていただろう。


◆血染めの婚儀(レッド・ウェディング)は、予測可能でしたか?

・あの悲劇は誰も予測できなかったと思います。

・双子城に於けるキャトリンの様子を敏感に察していた人は、彼女は身構えていたことがわかったと思う。
キャトリンは塩とパンを口にしていなかった。
とは言え、無事に婚儀を終えた弟エドミュアの姿を見て安堵した部分はあっただろう。
誰もあの悲劇は予測できなかったと思う。
レッド・ウェディングはキャトリンの視点で描かれていた。
だからこそ、悲劇が際立っていた。






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素朴な疑問シリーズ:キャスタミアの雨@ゲーム・オブ・スローンズ

今回は、「キャスタミアの雨」について触れたいと思います。

第三章でサーセイがマージェリーを半ば脅すような感じで「キャスタミアの雨」の説明をしました。
サーセイの説明通り、レイン家に関する歌だということはご存知だと思います。

まず、歌詞ですが
And who are you, the proud lord said,
that I must bow so low?
Only a cat of a different coat, that's all the truth I know.
In a coat of gold or a coat of red,
a lion still has claws,
And mine are long and sharp, my lord,
as long and sharp as yours.
And so he spoke, and so he spoke,
that lord of Castamere,
But now the rains weep o'er his hall,
with no one there to hear.
Yes now the rains weep o'er his hall,
and not a soul to hear.

大雑把な訳:
「お前は誰だ?」と言う主に跪く必要があるか?
違うコートを着てる猫でしかないのに
金のコートか赤のコートかの違い
主よ、獅子には爪があり、私の爪は長くて鋭い
あなたの爪の様に長くて鋭い
キャスタミアの主は語った、そう彼は語った
だが今は、誰も聞いていないホールで雨は泣き叫ぶ
そう、ホールで泣き叫ぶ雨を聞く魂は消えたのだ



そこで、こういう質問が。
◆「キャスタミアの雨」の歌詞の意味は何ですか?

最初に歌の背景を説明します。
レイン家とラニスター家は、どちらもウェスタロスで最も富裕で有名な一族でした。
ある晴れた日、レイン家はラニスター家に反抗し、トップポジションを主張しました。
タイウィン・ラニスターの父親は「The Toothless Lion(牙のない獅子)」と呼ばれ、彼に反逆しても成功すると思われていました。
しかし、タイウィン・ラニスターがレイン家の反抗を対処。
結果的にレイン家の者は全員虐殺されたのです。

歌詞の前半は、レイン家がラニスター家を打ち負かそうとしてる様子。
”金のコート””赤いコート”というのは、両家の旗印である獅子の色を指しています。
ラニスター家=金の獅子、レイン家=赤い獅子。



歌詞の終わりの部分。
レイン家の反乱が始まり、若きタイウィン・ラニスターは敵軍を粉砕し、キャスタミアの城を破壊。
歌は、天井が失われた城に雨が降っているが、その雨音を聞く者は誰もいない・・・つまり、レイン家は全滅したという意味です。






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