ドラゴンズドグマ2:ハーヴ村の浜辺にいる老人の謎
ゲームの最序盤から訪れることとなる「ハーヴ村」
そこの浜辺には、意味ありげに「戻りの礎」が配置されてます。何度も通うことになるから?と思いましたが、それほど頻繁に行く場所でもありません。
そして、終盤になった時に、浜辺にいる老人に話しかけるというクエストが発生します。何かを知っている老人…という位置づけ。
ゲームでは意味不明なことを話す、変わった老人って感じで登場します。
彼は全てを覚えている。
忘れたくても忘れられない、全てが記憶として残ってるんだと語っていました。
では、彼の記憶とは何なのか?って思ったんです。
しかも、老人は真エンディングの最後の最後(エンディングロールが終わった後)、意味ありげに登場してるんですよね。
舟に乗って海へと出ていく姿。
あれは何を象徴し、何を伝えてることなんだろう?って思いました。
「あの老人は、覚者の後の姿」という考察もあるようですけども。
ゲーム内では、元覚者が割と多く出てきます。
その元覚者って、世捨て人になってる風なのが共通してるなぁ~と思いました。前作をプレイしてないので、ドラゴンズドグマの世界ってそもそも何なのか、私には推し量れません。
ドラゴンズドグマ(竜の理)の中では、多数の覚者たちが(竜を屠れなかった元覚者も含め)存在してるってことですよね。
ポーンが異界と繋がってるということ自体が、幾重にも重なる世界であることを示してると思います。そこは「ダークソウル」と同じなのかもね。
繰り返されている世界。
ファンタジーでは王道なのかな?
老人=開発者…とも思える
穿った見方をするならば、ハーヴ村の老人はゲーム開発者な気もしてきます。
すべてを知ってるじゃないですか。
開発の方々は「ドラゴンズドグマ」という世界が「無」から創造される過程、物語の構築、各NPCの役割設定など、すべて担っていたわけです。
ゲームに於ける創造主は開発者たちですからね。
そしてプレイヤーに「ドラゴンズドグマ(竜の理)」の円環を断ち切りたいか?と問い、選択させたんですよ。真エンディングはプレイヤーの意志なのです。
覚者が円環を断ち切る意志を示し”加護なき世界”になった時、「ドラゴンズドグマ2」というタイトルが表示されますし。
プレイヤー自らドラゴンズドグマの円環を断ち切って欲しい…ということだったのか、そこからようやく「ドラゴンズドグマ2」が始まるんですよ。
通常エンディング後も、ずっと「ドラゴンズドグマ」のままなのが不思議だったんですよね。「なんでドラゴンズドグマ2じゃないんだ?」って。
開発者にとってゲームは子供のようなもので、それを終わらせるのは寂しい…という気持ちが最後に語られてると(勝手に)思いました。
名残惜しさを表してるように聞こえてきますね。
そして各NPCの後日談。
繰り返されることのない人生を自分の意志で生きること。
プレイヤーはその機会をNPCたちに与えたんだよ、という印象も受けました(個人的にはですよ)
真エンディングの最後、老人が海原へ旅立った姿は「もうここには留まらない」っていう開発者の意志であり、メッセージという風に受け取れました。
だから、続編はないんじゃないかな?と、私は思った次第です。
でも「ご要望にお応えして!」とかで、12年後に続編くる??
もしも12年後にドラゴンズドグマ3ができたとしても、私は70代半ばになるからプレイは無理だね。生きてるかどうかもわからんし(苦笑)
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